京都ノートルダム女子大学、「女性キャリアデザイン学環」を来春設置へ

2024年3月4日

京都ノートルダム女子大学は2月29日、女性のライフキャリアを横断的に学ぶ全国初のキャリアデザイン学環「女性キャリアデザイン学環」（学位：学士＜キャリアデザイン＞）を2025年4月に設置すると発表した。

■「ジェンダーギャップ指数」が過去最低に

2023年、世界経済フォーラム（WEF）調べによると「ジェンダーギャップ指数」を調査した146か国のうち日本は125位で、過去最低の順位を記録した。女性の社会進出が叫ばれる日本社会だが、一方で、家事労働は今なお女性の負担が大きくワークライフバランスの取れた生き方も同時に求められている。

このように多種多様な価値観が存在する今の時代に、自分らしい未来（キャリア）を、自身の手で選び取ることができるよう「女性キャリアデザイン学環」では、国際的な視野と、日本社会の動向の理解のもと、社会貢献意識をもって主体的に生きていく女性の育成をめざすとしている。

■女性のライフキャリアを横断的に学ぶ

「女性キャリアデザイン学環」は、1学年は30名の少人数制。女性のライフキャリアに特化した科目に加え、カリキュラムの約３分の１が地域や自治体と連携したフィールドワーク、ワークショップや海外での就業体験「海外就業実践」などの実践科目。実践力と行動力を培う。

また、語学、多文化理解、マネジメント、ビジネス、心理など、これまで培ってきた教育内容を“環状” につなぎ、新しい学びのスタイルを導入する。これらの学びを通して、人生を切り拓くうえで基盤となる思考力・企画力・プレゼンテーション力・情報活用力や、リーダーシップ・フォロワーシップなどを身につけた女性を養成する。