障がい福祉サービス施設で働く支援員のためのeラーニング「サポーターズカレッジ(サポカレ)」を運営するNPO人材開発機構は1月6日、新たな研修コンテンツとして「特別支援学校における支援」を制作したと発表。1月の配信コンテンツとして全3回の講義動画を配信する。
障がい福祉施設の利用者の多くは特別支援学校や支援学級からの卒業生と言える。福祉施設では在学中から実習の受け入れを行い、利用希望者の能力などをアセスメントしていくが、特別支援学校内での様子は「個別移行支援計画書」など書面での情報提供が多く、実際の取り組みがわからない、といった場合もある。今回、特別支援学校でのアセスメントや実際の写真を用いながら支援方法を紹介する。講師は、東京都立板橋特別支援学校進路指導部主任の吉田拓史教諭。
講師の所属校での取り組みを基に、特別支援学校における生徒に関する情報収集の方法について解説。また、本人の希望や支援の目標などを記載する「学校生活支援シート」を紹介するとともに、アセスメントの活用方法と関係機関との連携の重要性について講義する。1月6日より配信中。
都立知的障害特別支援学校の種類(普通科・専門学科)、授業の時間割の例、働くうえで必要な力を身につけるための「作業学習」での取り組みについて説明。また、学校で実際に行っている合理的配慮について、写真を添えて具体的に紹介する。※1月14日配信開始予定
板橋特別支援学校における3年間の計画的な進路指導の流れ(進路先見学・現場実習など)と実習先の決め方について解説。「個別移行支援計画」を活用した卒業後のフォローについても説明する。※1月20日配信開始予定
毎週配信されるWeb講義は、年間受講料165,000円(税込)で何回でも受講可能。1人あたりの受講料は不要で、同じ施設内であれば何人でも受講可能。常勤・非常勤など雇用形態に関わらず、すべての職員が受講でき、PCやタブレット、スマホから視聴可能。また、5施設までは追加料金不要で利用できる。
※6事業所以降は追加で年間11,000円(税込)/事業所
※契約時に初期登録費11,000円(税込)が必要