チエルは4月、多様な管理機能を搭載し、PoE給電機能で電源確保や配線の簡素化を実現する高機能なスマートスイッチングハブ「(チエハブ)」をリリースする。
「CHIehub」は、多様な管理機能を搭載し、PoE(Power over Ethernet)給電機能により、電源確保と配線の簡素化を実現する高機能スイッチングハブ。無線アクセスポイントやIoT機器などの柔軟な設置を可能にし、教育現場におけるICT環境の構築を強力にサポートする。
DXハイスクールなどICTを活用した教育環境整備が進む中で、需要のある同社の画像転送システム「S600-OP」(※)と「CHIehub」を組み合わせることによって、Web UIからワンタッチで、全てのスイッチングハブに必要な設定を完了させることが可能。また、「CHIehub」のPoE対応により、エンコーダーへの電源供給が不要となり、教卓周りの配線をすっきりとさせることができる。
※S600-OP:4K UHDの高精細画像を中間モニタや複数プロジェクターに遅延なく転送できる、ネットワーク技術を利用したハードウェア方式の画像転送システム
PoEの技術は、電源がない場所でもイーサネットケーブルで電力を供給できるため、屋外や天井など、電源の設置が難しい場所にネットワークカメラ(IPカメラ)を導入する際に活用されている。LANケーブルを通じて電力を供給するのでデバイスの電源が不要になり、屋外や天井など電源を確保しにくい場所でもデバイスの設定が可能。また、配線を簡素化でき、省線化によってコスト削減にも貢献する。
Webインターフェースを通じて、ポート単位での給電状況を直感的に把握できる。さらに、PoE給電の再起動を行うことで、機器の再起動を遠隔から実現。また、消費電力に敏感な現場向けに、PoE関連の情報を表示し、消費電力の推移を詳細に確認することが可能。
AV over IP(Audio-Visual over Internet Protocol)など、高解像度の映像や音声の信号をIPネットワークを通じて伝送することで、常に高トラフィックとなる環境に適切な処理を行うことができる。