フルノシステムズは、無線LANアクセスポイント「ACERA(アセラ)」シリーズの新製品として、Wi-Fiの最新規格であるWi-Fi 7(IEEE802.11be)対応機種「ACERA EW750」を開発した。7月の発売を予定している。価格はオープン。

■幅広い利用を想定したスタンダードモデル
Wi-Fiの新たな通信規格であるWi-Fi 7(IEEE802.11be)が国内の省令改正により利用可能になったことに伴い、最新のWi-Fi規格に準拠する機種として開発。同社のWi-Fi 7対応アクセスポイントとしては3月に販売を開始したACERA EW770に続く2機種目となる。主な特長は以下のとおり。
- 最新Wi-Fi規格 Wi-Fi 7 (IEEE802.11be) に対応
- 2.4GHz帯と5GHz帯に加え6GHz帯の周波数帯が使用可能
- 伝送速度9,335Mbps(理論値)の大容量通信
- 3つの周波数の同時使用を実現する3RF(2.4GHz帯+5GHz帯+6GHz帯または2.4GHz帯 +5GHz帯+5GHz帯/RF:Radio Frequency)利用が可能 ⇒ 6GHz帯対応の端末がない場合でもデュアル5GHz帯設定で端末を分散接続して最適な通信パフォーマンスを発揮
- 有線LANは伝送速度10Gbpsの10ギガビット・イーサネットに対応
- 給電規格はIEEE802.3bt(PoE++)に対応し、省電力モードでIEEE802.3at(PoE+)にも対応
- 従来のACERAシリーズと同等の動作温度範囲に対応 ⇒マイナス10℃から55℃の環境下で安定通信を提供
- 壁面や天井に取り付けた際に圧迫感を軽減する薄さ39㎜(取付金具を除く)の超薄型設計⇒設置環境との調和を考慮したデザイン
- 標準取付金具を従来機種のものから一新することで薄型デザインを損なわない設置が可能
- オプション金具の取り付けにより設置工事費用なしで従来機種からのリプレイスも可能
- 無線ネットワーク管理システム「UNIFAS(ユニファス)3.60」での統合管理が可能
ACERAシリーズ
株式会社フルノシステムズ