近畿大学産業理工学部が高校生対象の体験プログラムを実施　大学3年次以降に行うリチウムイオン電池作製を体験

2025年5月31日

近畿大学産業理工学部は6月21日に、高校生を対象としたリチウムイオン電池作製の体験プログラムを実施する。プログラムでは、リチウムイオン電池についての座学や研究室ツアーなども実施。本プログラムを通じて高校生が大学での学びを体感することで、理系への興味を高め、将来の進路について考えるきっかけを提供する。

2024年の体験プログラムの様子

■大学3年次以降に行うリチウムイオン電池作製を特別に体験できる

リチウムイオン電池は、電気自動車やスマートフォンに利用されるだけでなく、SDGsやカーボンニュートラルなど、豊かな未来社会を実現するために不可欠な技術として注目されている。体験プログラムでは、外気と遮断された状況下で作業できるように設計されたグローブボックスを用い、電極とセパレータを積み重ね、電解液を注入することでコイン型のリチウムイオン電池を作製する。通常は大学3年次以降に行う内容だが、今回は大学教員指導のもと高校生も特別に体験できる。

また、作製体験のほかに、生物環境化学科と電気電子工学科の担当教員による学科説明と研究室ツアーも行う。プログラム参加者には「受講修了証」が発行される。