角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校・R高等学校(以下、N高グループ)は、2024年度 進路実績を同校のWebサイトにて公開した。
2024年度の進路実績では、全体の進路決定率が95.04%(前年89.43%)で、卒業時点での進路未決定者の割合は4.84%(前年10.37%)になった。また、関連校であるオンライン大学「ZEN大学」の開学により、N高グループからZEN大学へ1,408人が進学したことで、大学進学率は45.54%(前年34.86%)となった。国公立大学と主要な私立大学の合格者数は2,113人(前年比97.24%、60人減)で、N高グループからのZEN大学進学者数を除いた大学進学率は30.02%。
大学合格実績においては、東京大学に7人(前年比700%、6人増)が合格した。東京大学に合格した生徒のうち、5人は新入学から3年間N高グループで学んだ生徒で、さらにその中の1人はN中等部およびN高グループで合計6年間学んだ生徒。また、N中等部出身を含む4人は、難関大学を目指すコミュニティ「CLASS H」の参加者(既卒1人を含む)。「CLASS H」所属生徒の合格者数は、東京大学を含む国公立大学は11人、早稲田大学・慶應義塾大学は22人となった。
また、N高グループの通学コースおよびオンライン通学コース、N中等部では、プレゼンテーション力やリーダーシップを養う探究学習プログラムを実施しており、その成果として多くの生徒が総合型選抜入試で合格した。特に今年度は、通学コース生とオンライン通学コース生の合格者のうち、36%が総合型選抜入試を通じて合格を達成した。
国公立大学には189人(前年比109.88%、17人増)が合格、旧帝大(北海道大学、東北大学、東京大学、人古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学)に23人(前年比255.56%、14人増)、国公立大学医学部医学科に14人(前年比140%、4人増)、芸術分野では東京芸術⼤学に4人(前年比133.33%、1人増)が現役で合格した。
早稲田大学・慶應義塾大学の合格者数は合わせて82人(前年比107.89%、6人増)、GMARCH(明治大学、青山学院大学、中央大学、立教大学、法政大学、学習院大学)の合格者数は264人(前年比 77.88%、75人減)、関関同立近(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学・近畿大学)の合格者数は556人(前年比119.83%、92人増)となった。
海外大学の合格者数は203人(前年比141.96%、60人増)となり、The University of Chicago(シカゴ大学)、University of Michigan(ミシガン大学)、The University of Manchester(マンチェスター大学)、The University of British Columbia(ブリティッシュコロンビア大学)、King’s College London(キングス・カレッジ・ロンドン)、The University of Melbourne(メルボルン大学)など、「THE世界大学ランキング」100位以内の大学の合格者数も43人(前年比148.28%、14人増)。
大学以外の進学先としては、バンタン、日本外国語専門学校、文化服装学院、モード学園、首都医校、HALなど、観光・医療・服飾・IT・デザインなどの多様な分野で専門知識を学び、資格取得を目指せる専門学校への合格に加え、航空保安大学校、国立唐津海上技術学校、気象大学校(既卒含む)など、専門性の高い教育機関への合格実績もあった。
就職実績においては、主な就職先として、東京都(東京都職員)、兵庫県警察、航空自衛隊、陸上自衛隊などの公務員をはじめ、株式会社神戸製鋼所、株式会社エービーシー・マート、株式会社くら寿司、株式会社吉野家、株式会社ローソンといった東証プライム上場の小売・外食関連企業のほか、株式会社ジンジブや株式会社かに道楽、株式会社ニュー・オータニ、株式会社オリエンタルランド、合同会社ユー・エス・ジェイ(USJ)といった観光・サービス業界、さらにUTグループ株式会社といった人材関連企業など、多様な業種の企業に就職した。
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