近年、学術研究の進展とともに世界中で発表される論文数は増加し、必要な論文情報を効率的に検索することの重要性が高まっている。そうしたなか、AI搭載のPDF編集ソリューション「UPDF」は7月17日、「論文検索」機能の提供を開始した。
膨大なデータベースから瞬時に関連論文を見つけ出し、研究者や学生が求める情報へ簡単にアクセスできる。AIを活用したインテリジェント検索インターフェースを通じて、専門分野やキーワード、発行年など、さまざまな条件に応じた検索が可能だ。

■「論文検索」の主な機能
新たにリリースされた「論文検索」は、査読済み論文2億2千万件超のデータベースを活用。主要な機能モジュールは以下の通り。
◎総合的な文献探索
- 複数のエントリーポイント:キーワード、DOI(デジタルオブジェクト識別子)、またはPDFを直接アップロードして論文を検索可能
- AIによる迅速な要約:複数論文を選択し即時に要約、関連性や研究インパクトを素早く評価
- スマートディスカバリーグラフ:被引用数や分野への影響をもとに、重要な論文や基礎研究をハイライト
- 図書館へのシームレス統合:タグ付けやフォルダ仕分けにより文献を効率的に整理・保存
- チャットPDF:AIチャットを通じて論文本文にインタラクティブにアクセス、質問・検索・回答ワークフローをサポート
◎継続的な研究追跡
- 高度なフィルタリング:発行年(例:過去5年または10年)、オープンアクセスPDFの可否、分野別で結果を絞込み、最適な情報を入手
- 可視化された引用・参考文献ネットワーク:引用関係や参考文献をリアルタイムで視覚化、各ノードからメタデータ・全文へ即時アクセス
◎関連論文推薦
- 多次元レコメンデーション:共引用ネットワーク、主題セマンティック埋め込み、影響度のマッピングで関連性の高い論文を自動提案
- インタラクティブ関係マップ:引用や共引用、主題近接性をグラフィカルに表示、個々の論文詳細やメタデータへのダイレクトアクセスも可能
◎体系的なライライブラリ管理
- タグ・フォルダーでの整理:階層ラベルや主題フォルダー、バージョン管理で効率的な文献管理を実現。検索カテゴリも自動継承
- ワンクリック追加:選択した論文を即マイライブラリに保存し、後から整理・注釈・レビュー可能
「論文検索」は、UPDFのすべての登録ユーザーが無料で利用できる。無料プランでは最大5ファイル、100件までAIによる分析を体験可能。無制限・継続利用が可能なサブスクリプションプランも用意した。
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