岡山大学と信州大学は、ロボット技術を活用した研究自動化のための共同研究ラボ「J-PEAKS連携ロボラボ」を、岡山大学津島キャンパスに設置した。これは文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の一環としての取組。


ラボに配置したロボットアーム
本ラボの設置により、信州大学が推進するロボットを用いた研究自動化システムの技術やノウハウが岡山大学に導入される。従来、材料開発や基礎研究においては、多くの時間と人手を要する手作業が主流であった。しかし、今回の導入によってロボットアームや自動分析装置が24時間365日体制で正確かつ高速に実験を実施できるようになる。
これにより、研究者は試行錯誤やデータ解析といった「知恵を使う作業」に集中することが可能となり、人手による負担が大幅に軽減される。岡山大学の仁科勇太副拠点長は、これが単なる効率化にとどまらず、研究のパラダイムシフトをもたらすものであるとコメントしている。
今回の取組の最大の目的は、持続可能な社会の実現に向けた革新的な材料開発を加速させることにある。両大学の研究者はクロス・アポイントメント契約を通じて共同研究を推進しており、定例記者会見には岡山大学の那須保友学長や信州大学の山田哲也准教授らも参加した。両大学は今後も連携をさらに深め、地域中核・特色ある研究大学として、イノベーション創出に向けた材料開発を積極的に推進していく構えだ。