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小中高と大学のAI活用の現在地を比較 教員の9割は有用性評価もガイドライン整備に開き〜デジタル・ナレッジ調査から

2026年10月1日

デジタル・ナレッジはこのほど、「小中高・大学におけるAI活用比較調査報告書」を公開した。小中高と大学で実施した2つの実態調査を横断的に分析したもので、学校段階によるAI活用の現状や課題の違いが浮き彫りとなった。

小中高と大学でAI活用に温度差 教員の9割は有用性評価もガイドライン整備に開き〜デジタル・ナレッジ調査から

■教員のAI利用は浸透 9割が「有用」と評価

教員のAI利用頻度は、「ほぼ毎日」または「週数回」と回答した割合が小中高で63.1%、大学で71.3%に達した。特に「ほぼ毎日」の利用は小中高の19.5%に対し大学は31.3%と高かった。

利用用途は小中高・大学ともに「教材作成」が50.4%で最多となり、課題作成や解説資料の準備など幅広い業務で活用されている。教育現場におけるAIの有用性については、小中高の88.7%、大学の89.6%が「有用」と評価した。

 

<教員のAI利用頻度>

小中高と大学でAI活用に温度差 教員の9割は有用性評価もガイドライン整備に開き〜デジタル・ナレッジ調査から

 

 

■学習者の利用態勢とルール整備に大きな差

児童生徒・学生の利用状況では、大学で58.3%の教員が「学生が自主的に利用していることを把握している」と答えた一方、小中高では「利用していない(またはほとんどない)」との回答が21.8%(大学は0.9%)を占めた。主な用途も、小中高は「調べ学習」(76.3%)、大学は「レポート作成」(82.9%)と傾向が分かれた。

 

<児童生徒・学生のAI利用状況>

小中高と大学でAI活用に温度差 教員の9割は有用性評価もガイドライン整備に開き〜デジタル・ナレッジ調査から

 

利用ルールに関しては、「ガイドラインがある」と答えた割合が大学の52.2%に対し小中高は28.6%にとどまった。「特にルールがない」は小中高で45.1%、大学で13.9%となり、小中高での環境整備の遅れが目立つ。

 

<AI利用に関するルール>

小中高と大学でAI活用に温度差 教員の9割は有用性評価もガイドライン整備に開き〜デジタル・ナレッジ調査から

 

 

■小中高は「研修」、大学は「不正対策」を要望

AI利用に伴う課題として、大学では「思考力・学力の低下」(70.4%)や「レポート不正」(73.0%)への懸念が強かった。今後求める支援として、小中高では「教員向け研修の充実」(63.2%)が最多となった一方、大学では「盗用・不正利用の検知機能」(60.9%)が最も高く、それぞれの現場課題に応じた要望の違いが表れた。

▶︎詳細な調査結果はこちらでダウンロードできる

 

<調査概要>

調査手法:インターネット調査

実施時期:小中高調査 2026年4月20日~4月23日/大学調査 2026年7月2日~7月8日

調査対象者:小中高の校長・副校長・教頭・教員/国公私立大学の常勤教員

回答数:小中高調査 133人/大学調査 115人

 

 

株式会社デジタル・ナレッジ

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