井之頭学園は10月14日、2027年4月に共学化および校名変更予定の吉祥寺湧水中学校・高等学校(現・藤村女子中学・高等学校)において、2027年度中学校入試で実施する「表現創造入試」の正式テーマを発表した。

本入試は、偏差値という従来のものさしだけに捉われず、AIが素早く答えを出す時代において子供が育むべき力を見るために新設された。自分が何に心を動かされたのかを感じ取り、それを自分の形にして誰かに届けようとする目的やプロセスを評価する入試となっている。
試験はアート、エッセイ、デジタル、ダンスの4つの方式から選択し、受験生はテーマをもとに試験当日まで作品やエッセイ、振付を制作する。当日は作品をもとに対話を行い、技術の高さだけでなく「何に心が動き、何を試し、何を選んだのか」という歩みを総合的に受け取る仕組みとなっている。
アート部門のテーマは「凸凹(でこぼこ)」で、身近な日常の中にあるものをそれぞれの方法で表現する。エッセイ部門では、日本語または英語で2つの問いから1つを選択して執筆する。デジタル部門のテーマは「学校に行きづらい日がある子」へ重たくないやさしさを届ける作品づくり。ダンス部門は、指定された3曲から1曲を選び自身で自由に振付を行う。
作品づくりにおいては家族や友人、教員、AIへの相談が可能であり、相談の有無だけで評価が変わることはない。ただし、何を相談し、どう判断したかを自分の言葉で説明できることが重要視される。
試験当日は、対話や提出する制作日記(エッセイは不要)を通じて評価が行われる。試験は2027年2月1日午後と2月4日午後の2回実施され、WEB出願は2027年1月10日9時から受け付けが開始される。