近畿大学は11月9日から、全キャンパスの専任教員と大学院生(博士後期課程・博士課程)を対象に、AI英語論文執筆支援ツール「Paperpal」(提供:カクタス・コミュニケーションズ)を4,000ライセンス導入する。全学的な研究支援を充実させ、国際的な発信力の強化をめざす。

同学は中期計画において、世界水準の研究力を持つ教育研究機関をめざしている。しかし、論文の執筆や投稿準備には多大な労力を要し、高度な学術表現には汎用的な生成AIだけでは対応しきれない課題があった。こうした背景から、研究支援や学術に特化した専門ツールの導入を決定した。
Paperpalは、公開済みの学術論文に加え、20年以上にわたり英文校正ブランド「エディテージ」の熟練校正者が培ったノウハウを学習している。専門分野に最適な表現の提案を受けることで、論文執筆の効率化と表現力の向上を図る。
今回の導入により、英語論文執筆の負担を軽減し、研究者が本来の研究活動に充てる時間を十分に確保する。また、言語の壁や投稿へのハードルを下げることで、大学院生をはじめとする若手研究者の国際学術誌への挑戦を後押しする。近畿大学は、一連のAI活用を通じて研究成果の発信力を高め、「AIネイティブ大学」の実現をめざす方針である。