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<AI・デジタル活用実態>大学ポータル普及も「情報埋もれる」 学生の約4割が重要連絡見落とす〜JAST調査

2026年11月8日

日本システム技術(JAST)は、全国の大学生・大学院生1305人を対象に実施した学修・学生生活におけるAI・デジタル活用実態調査の結果を公表した。調査結果によると、大学ポータルを情報確認先として利用している学生は61.2%に上る一方、大学からの重要な連絡や締切を「1回」「2〜3回」「4回以上」見落とした経験がある学生は合計40.4%に達した。

 

<AI・デジタル活用実態>大学ポータル普及も「情報埋もれる」 学生の約4割が重要連絡見落とす〜JAST調査 <AI・デジタル活用実態>大学ポータル普及も「情報埋もれる」 学生の約4割が重要連絡見落とす〜JAST調査

 

■不便に感じる点1位は情報埋没 求める支援は「個別最適化」

大学からの情報提供や各種手続きについて不便に感じる点を聞いたところ、「通知が多く、重要な情報が埋もれてしまう」(27.2%)が最多となった。次いで「重要な連絡や締切に気づきにくい」(25.5%)、「自分に関係のある情報や手続きが分かりにくい」(23.4%)が続いた。

 

<AI・デジタル活用実態>大学ポータル普及も「情報埋もれる」 学生の約4割が重要連絡見落とす〜JAST調査

 

 

大学でデジタルによる情報提供が広がる一方、情報量や通知が増える中で、本当に重要な情報が埋もれてしまうという課題も見えた。今後は「情報をデジタル化する」だけでなく、「誰に・何を届けるか」を整理し、学生にとって重要な情報を見つけやすく、気づきやすくする情報設計が求められる。

 

また、大学に期待するデジタル支援としては、「学生ごとに必要な情報が届く仕組み」が32.0%で1位となり、次いで「スマートフォンで使いやすいシステム」(29.3%)、「重要連絡のプッシュ通知・リマインド」(24.6%)が挙げられた。

 

<AI・デジタル活用実態>大学ポータル普及も「情報埋もれる」 学生の約4割が重要連絡見落とす〜JAST調査

 

調査結果からは、学生が大学に期待するデジタル支援が、情報の一元化や手続きのオンライン化だけではなく、「自分に必要な情報が、自分に分かりやすい形で届くこと」へのニーズもうかがえる。学籍情報や履修状況など、大学が保有するデータを活用しながら、学生一人ひとりに必要な情報や支援を届ける視点が、今後さらに重要になると考えられる。

 

■生成AI利用率は約9割 学修への有効性実感や卒業後の学び直し意向も

そのほか、生成AIの利用状況に関しては、生成AIを利用した経験がある学生が89.0%に達し、利用経験者のうち学修に「役立つ」と感じている割合は86.3%となった。

また、就職後も継続的な学び直しが必要だと考えている学生は69.7%となり、卒業後も出身大学や大学機関から学びの機会が提供されることに関心がある割合は58.2%となった。

 

■デジタル化の先に求められる、必要な情報を届ける仕組み

今回の調査では、学生の約4割が重要な連絡・締切を見落とした経験を持ち、不便に感じる点として「通知が多く、重要な情報が埋もれてしまう」が最多となった。こうした状況を反映して、大学に期待するデジタル支援では「学生ごとに必要な情報が届く仕組み」が1位となっている。

これらを踏まえると、今後は、業務や手続きのデジタル化・情報の一元化を進めることに加えて、学生の状況に応じて「誰に・何を・いつ届けるか」を考え、必要な情報を必要な学生へ届ける仕組みづくりが、学生支援の重要なテーマの一つになると考えられる。

 

<調査概要>

調査手法:Webアンケート調査

実施時期:2026年8月21日~9月7日

調査対象者:全国の大学生・大学院生

回答数 1,305人

 

日本システム技術株式会社

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