地震や風水害など年々強大化する自然災害に備え、地域の身近な避難所として学校施設の役割は今後一層重要となる。文部科学省の調査では全国で避難所に指定されている公立学校は2万9529校（2024年11月現在）、全公立学校の約9割に相当する。その防災機能をみると｢飲料水の確保｣｢冷暖房機器｣｢通信設備｣には8割以上が対策を講じているが、｢非常用発電機等｣（可搬式の発電機、再生可能エネルギー設備、蓄電池、近隣の公共施設や民間事業者との協定等で自家発電設備等を優先して利用できる学校）は77.2％に止まり、避難所の十分な電源確保が求められる。
大容量のポータブル電源｢NPB-24｣
そこで注目したい備品の一つが、災害時やイベント活動時に必要な電源を供給できる大容量のポータブル電源｢NPB-24｣。㈱スイデンから今春新発売されたもの。
業務用機器も動かすことができる2400㍗の大容量バッテリーで、使用可能時間の目安としては大型工場扇（160㍗）は13時間、扇風機（35㍗）は60時間、ノートPC（25㍗）84時間、携帯電話の充電（10㍗）210時間などの使用ができる。4000回の充放電が可能で、長期間の避難生活にも対応できる。
さらに100㌾で約2時間の急速充電が可能。充電しながらの電源使用もできる。出力ポートも多様で、ＡＣ100㌾4口、USB-A4口、USB-C2口、DC JACK2口、シガーソケット1口など。
オプションのソーラーパネル（写真左、上）
オプションのソーラーパネルを使用すれば、太陽光だけで最大200㍗の急速充電が可能。イベントでの使用や停電など電源が確保できない想定外の事態にも心強い。
▼詳細＝https://www.suiden.com/product/npb-24/
▼問合せ＝0120・285・240
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2025年11月17日号掲載
