2024年は元日に発生した「令和6年能登半島地震」から始まり、2月から3月の日本海側を中心とした雪害、再び能登地方では9月の記録的な大雨に見舞われるなど自然災害が続いた。今年も大雨、台風のシーズンを迎えるこれから、災害発生時の地域住民の避難場所となる公立学校施設は、ハード・ソフトの両面に渡る災害時対応の整備が求められる。
衛生的な生活環境の整備という面では、避難時の主な生活の場となる公立小中学校等の体育館の空調等は、設置率22.1%(文科省調査、2024年9月現在)にとどまっている。
グリーン冷媒を仕様したスポットエアコン
体育館等の広い空間でも、冷房の必要な場所だけを冷やすスポットエアコンの活用が効果的。業務用スポットエアコンとして初のノンフロン型スポットエアコン「SS-25LNシリーズ」(㈱スイデン)は、冷風ダクトの風向き調節、位置調節が可能で、自動首振り装置内蔵タイプもある。キャスター付きで移動や設置が簡単なので、必要な場所に移動してスポット的に冷風を送れる。
カーエアコンや自動販売機に使用され安全性が認められている、環境にやさしいグリーン冷媒「R1234yf」を採用。フロン排出抑制法の対象外なので、3か月に1度の簡易点検や廃棄時のガス回収の手間やコストが軽減される。
冷やした空気を広く循環させたり広範囲に換気したり、冷房・換気を効率よく行うには風洞扇が有効だ。同社の風洞扇「NWF-75-1」は1台で送風、循環、換気の三役を果たす。電源100㌾仕様で、移動に便利なキャスター付きなので場面に応じて設置し活用できる。
また風向きを俯仰角に360度調節可能。オプション品の安全ネットを使用すれば、カーテン、ネクタイ、指等の異物の巻き込み事故の防止にも役立つ。
冷房・換気を効率よく行う風洞扇
▼詳細=https://www.suiden.com/product/ss-25eln/
▼問合せ=0120・285・240
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2025年6月16日号掲載