東京消防庁の『救急搬送データから見る日常生活事故の実態』集計によると、2023年の1年間に、ドアや車両の戸袋などに挟まれたり巻き込まれたりする事故で救急搬送された人は1995人で、1468人だった前年を3割以上も上回った。そのうち14歳未満の子供は492人にのぼり、全体の3分の1に及んでいる。
同事故全体の発生場所のうち最も多かったのは住宅等で695人(34.8%)だったが、公園・運動場等が124人(6.2%)、学校・児童施設等が71人(3.6%)。学校施設等での指導と安全管理が見過ごせない。
また東京都が作成・配布している「子育てに配慮した住宅のガイドライン」では、建築物を整備する時の配慮事項として「建具の安全性や使いやすさに配慮することが大切」とし、「開き戸」には子供の指挟みの防止対策を具体的に記述。防止部品の設置を例示している。低年齢の子供の場合は、事故の発生場所は半数以上の52.2%が「自宅」であることから、保護者の安全への意識と対策が重要となる。また次に多かった発生場所が「保育園・幼稚園」(13.0%)だったことからは、施設運営上の安全管理・安全対策の徹底が求められていると言える。

「指はさまんぞう」を設置したドアを90度開いた状態
セイキ販売㈱の室内ドア用指挟み防止スクリーン「指はさまんぞう」は、蝶番のあるドア吊元の間隙をカバーして指挟み事故を防ぐ、後付け可能な学校設備品。ドアの開閉に合わせてスクリーンが伸び縮みし、ドアの隙間をカバーする。

ドアの開閉に合わせて伸縮するスクリーンのイメージ
製品本体は耐久性に優れるアルミ製、スクリーンは汚れにくく耐久性に優れるポリエステル製。ドアの内側に取り付ける「可動タイプ」と、外側に固定する「固定タイプ」の2つ1組がセット。両面テープと釘による施工で、既存のドアに簡単に取付けられ、その日から使用できる。
指挟み事故は、ドアを自分で開け閉めした時より、他の人が開け閉めしたドアに挟まれる事が多い。事故の予防に万全を期すことが求められる。
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教育家庭新聞 教育マルチメディア 2026年1月1日号掲載