今年も一般財団法人防災教育推進協会「令和7年度(2025年度)第13回ジュニア防災検定・防災検定表彰式」を大和ライフネクスト本社赤坂スタジオからオンライン配信で開催した。
文科省総合教育政策局男女共同参画共生社会学習・安全課安全教育推進室室長の岩倉禎尚氏の来賓挨拶、当協会理事・日本テレビお天気キャスターの木原実氏からビデオメッセージ、成績優秀者等の紹介の後、和歌山県広川町広小学校4年の石村和香菜さん、愛媛県伊予市北山崎小学校6年の田中星香さん、福島県郡山市ケイセンビジネス公務員カレッジの高野心結さん、大阪府高槻市関西大学初等部5年の大槻紗希さんが会場発表。大阪府箕面市箕面自由学園高等学校災害・防災探求プロジェクトの学生さんにはオンライン発表をしてもらった。
以下、ジュニア防災検定について紹介したい。
防災教育推進協会が行う防災教育は、子供の段階から生きる力を身につけることを基本としている。言い方を変えれば「自分の命は自分で守る」という自助の能力を養うことだ。学校での防災教育はどちらかというと受け身的な教育であり、子供たちが能動的に取り組む姿勢が少ない。この課題を解消するため、当協会では小・中学生を対象に初級・中級・上級の三つのレベルで受検が可能な「ジュニア防災検定」という防災教育プログラムを提供している。
「検定」という名前がつくと、どうしても筆記試験の点数で合否が決まるというイメージがあるが、ジュニア防災検定は筆記試験に加えて、家族で自分の家の防災対策を話し合う「家族防災会議レポート」や防災マップ、ポスターや作文、ジオラマなどを製作する「防災自由研究」の課題を課している。学校団体では筆記試験の受検日程を、学校行事に合わせ自由に決められ、子供会や少年消防クラブ、スポーツクラブ、学習塾などでも受検は可能だ。
ジュニア防災検定は、漢字検定や英語検定のように高校入試などの内申書の加点対象にはなっていないが、人間力の形成には大きく役立つ検定であり、災害大国・日本で生きていくための防災力を高めるツールとしても活用できる。
「継続は力なり」ということわざがあるが、防災力は継続することが重要な要素となる。一人ひとりの国民が小さい時から防災力を継続して身につけることが、日本全体の防災力の強化につながるのだ。
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2026年4月27日号掲載