新年度、新学期の始まりは桜の季節。入学式・入園式等、新しい生活がスタートする時期です。この季節ならではの食材は、春の息吹を感じる春キャベツ、新玉ねぎ、菜の花やたけのこ、スナップエンドウなど。今回作る「春野菜のミモザサラダ」に使うのは、春キャベツと新玉ねぎです。
春キャベツは冬を越して春に収穫されます。葉の巻きがゆるく、ふんわりとした丸い形をしています。日差しを浴びた外側の葉は濃い緑色で、やわらかくみずみずしいので、生食にも向いています。水分量が多く、甘みも強いので、短時間の加熱でうま味が増します。ビタミンC、U、食物繊維が豊富で消化も良く体にやさしい野菜です。
新玉ねぎは、通常の玉ねぎより早く収穫され、乾燥処理をせず出荷するため、水分量が多く、みずみずしいことが特徴です。皮が薄く、むくと白いツヤのある実が現れ、辛味が少なく甘みが強いので生食向きですが、加熱により辛み成分の硫化アリルが分解され、より甘みが引き立ち、トロっとした触感が楽しめます。硫化アリルはビタミンB1の吸収を助け、新陳代謝を活発化させる手助けをし、血液をサラサラにする働きもあります。
果物ではいちごが旬になります。品種改良で様々ないちごが出回っていますが、フレッシュ感を楽しむなら生食が一番です。ボールに水を張り優しく洗い、指先でヘタを回すように取って冷蔵庫で少し冷やすと、甘みとみずみずしさがより際立ちます。
魚介類ではアサリが旬を迎えます。潮干狩りで収穫でき、水温19~24℃の頃がベストだそう。
<ミモザサラダ>材料(1人分)=春キャベツ100㌘、新玉ねぎ30㌘、ゆで卵1個、ベーコン15㌘、プレーンヨーグルト20㌘、オリーブオイル・マヨネーズ・酢各大さじ2/3、塩・こしょう各少々、はちみつ小さじ1/3。手順=キャベツはせん切り、玉ねぎは薄切りにして水にさらし、ゆで卵は白身と黄身を別々に裏ごしておきます。ベーコンは1㌢幅に切りフライパンで加熱し、プレーンヨーグルトと他の調味料を混ぜ合わせ、ゆで卵以外と合わせ盛り付け、白身、黄身の順に飾ります。同じ材料でパスタ・ペペロンチーノも作れます。

春野菜のミモザサラダ

春野菜のペペロンチーノ
【食育メモ】いちごは果物と思っていますが、園芸学では木の実は果物、草の実は野菜と分類しています。表面のブツブツは種ではなく、一つひとつが果実でその中に種が入っています。先端が一番甘いためヘタ側から食べると、最後まで甘みが残ります。
【著者】フードディレクター・澤坂明美=管理栄養士。女子栄養大学香友会と業務提携し『プロカメラマンとフードコーディネーターに教わる料理写真講座』を継続開催、女子栄養大学認定料理教室等を主宰する。
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2026年4月27日号掲載