(公社)日本給食サービス協会が主催する第12回「心に残る給食の思い出」作文コンクールの入賞作品が決定し、12月13日、都内で表彰式が行われた。学校給食についての作文を小学校4~6年生から募る同コンクールでは、今回全国から1574点の作品が寄せられた。各地域で行われた1次審査で50点が選出され、最終審査で受賞作品10作品が決定した。

表彰式のようす。北海道から沖縄まで各地から作文が寄せられた
文部科学大臣賞に選ばれたのは、沖縄県竹富町立黒島小学校5年・櫻田有風さん。昨年は同コンクールで農林水産大臣賞を受賞した櫻田さんは、「黒島校の最高の給食~第二章~」と題し、全校生徒24名の黒島小中学校の給食について、同級生の父親でもある調理員にインタビューした。船の運航で献立が左右されたり、地域の人の協力に支えられていることなどを紹介している。
また農林水産大臣賞を受賞した福島県会津坂下町立坂下東小学校6年・石田倭士さんの作品「給食が繋ぐ郷土料理」では「のっぺい汁」「サンマーメン」など給食で他県の郷土料理が提供されたことをきっかけに、各地の特産物や食文化に興味を深めたことが綴られた。
審査委員長を務めた(公社)全国学校栄養士協議会の長島美保子会長は「それぞれの作品で、学校生活の中で給食が楽しみな時間であること、コロナ禍の経験、栄養教諭の先生、地場産物、家族と給食を話題にしたこと、人々との交流に触れ、関わる人への感謝の気持ちが書かれていた。すべての作品が学校給食への応援メッセージになっていた」と語った。
その他の受賞者と作品は次の通り。■農林水産省大臣官房長賞 ▽徳島県徳島市千松小学校6年・牧野文香「つなげる力」▽岡山県岡山市立旭竜小学校5年・三谷緑沙「食べることは生きること」■全国学校栄養士協議会会長賞 神奈川県私立カリタス小学校6年・濱田美琴「給食で世界がつながる」■日本給食サービス協会会長賞 ▽北海道札幌市立資生館小学校6年・縄乃々香「野菜嫌いな私と給食」▽東京都墨田区立二葉小学校4年・村杉瑠美「世界が広がる給食の時間」▽大阪府泉南郡熊取町立南小学校6年・井黒想来「思いがけない出来事」▽香川県まんのう町立満濃南小学校4年・齋部陽翔「すごい!ぼくの町の給食」▽大阪府堺市立白鷺小学校5年・大谷集而「給食とぼく」(敬称略)。学校奨励賞は11校が受賞した。
受賞作品は同協会HPで読むことができる
https://www.jcfs.or.jp/event/sakubun12.html
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2026年1月1日号掲載