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教育旅行

広域連携で素材掘り起こす 三河の教育旅行

2015年3月23日
教育旅行

「食」を切り口に「歴史」を学ぶ

西尾市map
愛知県西尾市

美しい自然景観と都市のバランスがとれた愛知県は、源頼朝、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と名だたる武将の出身地であり、歴史を体感できる場所。また「モノづくり」の地でもあり、歴史と産業を同時に学ぶことができる。その中で今注目したいのが、知多半島と渥美半島に挟まれた三河湾を臨む「西尾市」だ。平成26年、指定から55周年を迎えた「三河湾国定公園」を中心に、近隣の2市1町と共に広域連携し、三河湾の歴史文化・体験等、食をテーマに教育旅行について豊富な素材を提供する。

“三河屋さん”のルーツ盛んな醸造業が背景

子供から大人まで人気のドラマ「サザエさん」に、「三河屋さん」と呼ばれる酒屋が存在するのは、多くの人が知っているはず。この「三河屋」は、実は愛知の三河地域が発祥と言われている。

三河湾
穏やかで美しい三河湾は学びの素
材が豊富

みりん、みそ、しょうゆ、酒と古くから醸造業が盛んなこの地から、海を渡ってこれらが全国に運ばれた。そこには、岡崎出身の徳川家康が江戸に連れて行った三河武士達が、故郷の味を求めていたという歴史もあるようだ。昔ながらの伝統的な醸造業の歴史文化を学ぶ工場見学も、受け入れている。

歴史ある城下町

このように「食」を切り口に「歴史」を学べる西尾市は、全国有数の生産量を誇る抹茶の原料「てん茶」も有名だ。江戸時代には、大給(おぎゅう)松平氏六万石の城下町として栄え、その面影を残す街並みは抹茶が似合う。

松平6万石の城下町
城下町として歴史を学べ
る西尾市

内海で安心のエリア穏やかなマリン体験

豊かな食文化を支えてきた三河湾は、渥美半島の内海となっており、海の活動もおすすめだ。西尾市東部の幡豆(はず)エリア、温泉のある吉良エリアでは、潮干狩りやヨットなどのマリンレジャーを体験できる。

西部はスーパーでも頻繁に見られる「一色産うなぎ」の産地。ここでも食のつながりを学習できるだろう。この一色からは、アートの島と呼ばれ近年注目を浴びる「佐久島」へ船で約25分。

抹茶工場
全国有数の抹茶産地

江戸時代には江戸へ向かう船乗りが約3000人住みにぎわっていたという。その後島民は減少し、現在約250名。三河湾の原風景とアートを体感し、感性を育てる学びにつなげられる。西尾市の歴史、産業、文化から発展する教育旅行を今後さらに注目していきたい。

同市までのアクセスは、東京方面から東海道新幹線「ひかり」で豊橋まで約1時間半、大阪方面から名古屋まで「のぞみ」で約50分。新幹線下車後バスで約60分程度。

問合せ=0563-57-7882(西尾市観光協会)

【2015年3月23日号】

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