株式会社NTTデータとビーサイズ株式会社は、GPSを活用した子供の見守りサービス「GPS BoT」の提供を開始します。
昨今、多くの子供がスマートフォンの所持により、一人で外出する機会が増加し行動範囲も広がる傾向にあり、一方で育児と仕事を両立している保護者の増加に伴い、子どもの安全・安心に備えた見守りサービスへの需要が高まっています。NTTデータはこれまで、「FairCast学校連絡網」を通じて子どもたちと家族の安心を守る仕組みを提供してきましたが、保護者が子どもの位置情報を都度手動で検索するという仕事や家事を行いながらの状況把握に課題を解決するため、「GPS BoT」をラインナップに加えることにしました。
ビーサイズの開発した「GPS BoT」は、専用端末を携帯する子供の現在位置や行動履歴を、保護者がスマートフォンのアプリケーションを通じてリアルタイムで把握可能とするサービス。保護者は、いつでも、どこでも離れた場所にいる子どもの安全・安心を把握することが可能となります。
「GPS BoT」は、クラウド上で位置を特定する高精度なトリプル測位エンジンを搭載。これまでのGPS見守り端末と異なり、一般的なGPSの電波だけでなく、周辺のWi‐Fiアクセスポイントの電波や、携帯基地局の電波もセンシングするため、従来のGPS端末では難しかった、屋内や地下での位置も特定することができます。高精度で子供の現在地を捉え、保護者に通知。常時現在地を把握し、学校や塾など、子供がよく行く場所をAIが自動で学習し、到着・出発をPUSH通知でお知らせします。通常、1週間程度で自宅や学校を特定し、週1回の塾や習い事などは1カ月程度で学習します。
利用にあたっては、接続設定は一切必要なく、機器の操作に不安がある方でも簡単に使い始められます。また通信の契約に関して期間やキャリアの縛りはなく、一人の子どもに対して複数の保護者が位置情報を確認した場合でも追加費用はありません。
申し込みはウェブサイト「みまもりサービス GPS BoT」より受け付けています。異常を検知した場合に保護者へ通知する機能も18年度内をめどにサービス開始予定です。
