イー・ガーディアン株式会社は2月28日、企業が制作した動画が、子供にとって不適切な内容が含まれる動画「エルサゲート」に該当しないかを監視するサービス「エルサゲート パトロール」の提供を開始しました。
人気キャラクターが出演し子供向けと見せかけたコンテンツの中に、子供がショックを受けるような不適切な内容を含む動画は「エルサゲート」と呼ばれています。日本でも近年、社会問題として捉えられ始めており、Googleが昨年からファミリー向けコンテンツの不適切な利用に対する収益化の停止などに取り組むなど、インターネット環境における子供の安全性確保や危機管理に対する意識も高まりを見せています。
一方で、プロモーションやサービスとして動画コンテンツを制作する企業は、子供向けに制作したコンテンツがエルサゲートに該当しないかどうかをチェックする必要性は感じているものの、判断に必要なノウハウや知識が不足しているなどの課題を抱えているといいます。
今回提供を開始した「エルサゲート パトロール」は、Googleの規定に沿い、企業が制作した動画コンテンツが不適切でないかを監視するもので、例えば、▼キャラクターが暴力や卑猥単語、虐待を連想させる行為をしていないか▼性を連想させる表現はないか▼流血など子供がショックを受けそうな描写がないか——などの観点で判断を行います。
同社では、本サービスの提供により、インターネット上の悪質なコンテンツから子供たちを守り、インターネット環境における安心・安全性の確保に寄与する、としています。
