兵庫県教育委員会は県立高校全生徒分のOffice 365及びG Suite for Educationのアカウントを配備する。
PCについては、全国の自治体に先駆けて初めて Surface Go 2 を高校生の学習者用端末として導16,000 台を導入し、本年 9 月より利用開始する。自治体における Surface Go 2 と Office 365 の組み合わせは、東京都渋谷区に続く。特別支援学校にはiPadを配備。PCの台数は１学年１学級相当分で、今後県ではBYODを推進。高等学校奨学資金貸与事業の拡充で、タブレット購入費分を貸与する。定額７万円。
県立学校ＩＣＴ教育環境整備に２３億円
第 3 期「ひょうご教育創造プラン」に基づく教育 ICT 環境整備「県立学校学びのイノベーション推進事業」を進めている兵庫県教育委員会は、新型コロナウイルス感染症対策による臨時休業を契機に、これからのICT教育環境の整備について、県立学校が本格的に再開することとなるこのタイミングで整理。
現在、以下を予定もしくは完了している。
総事業費23億円。全県立学校１６２校。
〇児童生徒用タブレット端末貸与4月～＜Ｒ２・４月補正：17,000千円＞
ＧＷ前より、国予算に先駆けて県独自で家庭にインターネット環境のない児童生徒を対象にタブレット端末を貸与（20GB・LTE通信付）（6/11現在：492台貸与）
〇学習支援アプリの導入4月～＜Ｒ２・４月補正：376,000千円＞
全生徒を対象として、授業動画の配信や生徒の学習評価等を行う学習支援アプリを全国に先駆けて導入（スタディサプリ・Classi）（6/1現在：92.3％利用）
〇双方向学習のための環境整備7月～＜Ｒ２・４月補正：55,000千円＞
・学校と家庭をつなぐインターネット接続回線を増設（全学校・１Gbps）
・操作性の高いWeb会議アプリを導入
・専用機器（Webカメラ、ヘッドセット）を配備（各校３セット以上）
〇教育用タブレット端末の配備<R2・当初：227,818千円(一部R元・補正含む)>
・全学校へ教育用タブレット端末を約２万台を配備（１学年１学級相当分）
（高校：SurfaceGo2、特別支援学校：iPad）
①Office 365及びG Suite for Educationのアカウントを全生徒分付与
②BYOD（Bring Your Own Device）導入推進
③高等学校奨学資金貸与事業の拡充タブレット購入費分貸与額：70千円（定額）
〇校内通信環境の整備９月～＜Ｒ元・補正：1,448,000千円＞
・全学校・全教室、無線LANも含めた高速大容量の校内通信ネットワークを整備
〇大型提示装置の配備＜Ｒ２・当初：111,360千円＞
・全学校（全普通教室）へ約3,200台の大型提示装置を配備
（高校：プロジェクター型、特支：電子黒板型)
