神奈川県相模原市内の公立学校105校は、「GIGAスクール構想」でネットワークシステムに、シスコシステムズ合同会社（以下、シスコ）のクラウド管理型ネットワークソリューション｢Cisco Meraki｣を採用した。
■求められる高速・大容量の通信環境
ICTを活用した授業では、多数の児童および生徒が同時にWiFiに接続することから、動画などをスムーズに視聴可能にする高速・大容量な通信環境が必要となる。相模原市の場合、市内105校（小学校69校・中学校35校・義務教育学校1校）に分散して配備される大量のネットワーク機器を適切に運用し、機器障害時も授業に支障をきたさないことが必須となる。
■｢Cisco Meraki｣でICT環境を支援
シスコでは、最新のWiFi6テクノロジーを正式にサポートしたクラウド管理型WiFi「Cisco Meraki MRシリーズ」と、クラウド管理型スイッチ「Cisco Meraki MSシリーズ」を通じ、児童生徒の教育ICT環境を支援する。
■40名以上がストレスなくネットワークに接続
ハイパフォーマンスなWiFi6認証の「Cisco Meraki MRシリーズ」は、高解像度の映像や音声、高帯域幅を必要とするアプリケーションなどにも対応。1教室あたり40名以上がストレスなくネットワークに同時接続ができ、遅延による授業への影響を最低限に留める。
■クラウド管理型で高い運用性
相模原市内105校に設置するWiFiアクセスポイント約2000台およびスイッチ約500台は、「Cisco Meraki」の直感的に使えるブラウザベースのインターフェイスを利用することで、クラウドで一括管理、展開、運用が可能。これにより、遠隔地からでも通信状況の把握や設定変更が行える。トラブルシューティングも、Meraki Health ネットワーク アナリティクスを使用すれば、遠隔地から迅速に対処できる。
■10年間利用可能な長期ライセンスを用意
Cisco Meraki MRシリーズおよびMSシリーズには、GIGAスクール向けに10年間利用可能な長期ライセンスを用意。公共機関の場合、一般的に5年程度のサイクルで機器の買い替え・再設計／構築を行うが、長期ライセンスを利用することで、コストを低減しながら機能を継続して活用できる。
■アップデートの手間もかからない
105校・約2500台の機器は、クラウド経由で自動的にファームウェアのアップデートが可能。また、新機能やバグ修正、拡張機能が、クラウド経由でシームレスに配信されるため、ソフトウェアアップデートなど、マニュアル作業の手間がかからない。
■高度なセキュリティ対策を実行
児童生徒が利用するアプリケーションを可視化することで、不適切な通信も排除。WPA3やUmbrella DNS セキュリティなど、その他必要な各種セキュリティ対策もクラウドから全校へ、簡単かつ即時に展開が可能となる。
＜相模原市教育委員会 教育センター・森 匠氏コメント＞
「相模原市では、GIGAスクール構想による高速インターネット環境の整備を７月から開始し、市内小・中・義務教育学校において令和2年度中に工事を完了する予定で取り組んでいる。すでに工事を完了したパイロット校での通信環境を確認した結果、想定していたよりも広範囲に安定した通信であり、高速なインターネット環境を享受できている。今後、1人１台のタブレットPCの活用が実現した際には、シスコの高速で強固なインターネット通信環境を十分に活かし、相模原市の子供たちと教職員が義務教育9年間において、動画の視聴や大容量のデータのデジタル教材などICTを日常的に活用した相模原独自の授業スタイルで学びの充実を図って行けるものと期待する」
関連リソース
Meraki 文教向けGIGAスクール特別パッケージ
https://www.cisco.com/c/m/ja_jp/meraki/campaign/gigaschool.html
シスコ 教育機関向けオンライン授業
https://www.cisco.com/c/m/ja_jp/solutions/remote-solutions/for-education.html
GIGAスクール構想を実現するシスコの教育機関向けソリューション
https://www.cisco.com/c/ja_jp/solutions/industries/education/gigaschool.html?dtid=osscdc000283
Cisco Meraki MRシリーズ
https://www.cisco.com/c/m/ja_jp/meraki/products/wireless.html
Cisco Meraki MSシリーズ
https://www.cisco.com/c/m/ja_jp/meraki/products/switches.html
