コロナ禍における子供の体力低下解消を目的に、東京都立川市立第一小学校はリーフラスの新体力テストを活用した運動教育プログラムを実施した。同社では、今後も希望する学校に対して同プログラムの実施を予定している。
■「体を動かす楽しさ」などを重要な教育要素として設定
運動教育プログラムは、一般的な新体力テストの記録向上だけでなく、「体を動かす楽しさ」「自分と向き合う大切さ」「仲間と支え合う喜び」の3つを重要な教育要素として設定。第一小学校では2日間にわたってプログラムが提供された。
■YouTubeで自分の動きを確認
新体力テストへの苦手意識や理解不足を解消するため、動画情報の配信や事前講義を実施することで「体を動かす楽しさ」を学んだ。動画はYouTubeにアップロードすることで、自宅でも児童が動きを確認でき、親子で練習できる動画となっている。
動画サービス: https://bit.ly/2RyrfWK
■目標を設定してチャレンジ
児童は事前に個別の目標設定シートを作成。目標に対して努力することの大切さやチャレンジすることの楽しさを体感することを目的となる。シートがあることで目標を意識し、友達や親と話をするきっかけが生まれ、結果的に運動について考える機会が増えることになる。
■東京都の平均値を仮想ライバルとして競う
第一小学校では東京都の平均値を仮想ライバルと設定。学年全体でライバルを超えられるように意識することで、測定当日は互いに応援し合う光景がみられた。クラスメイトや友達と競うのではなく、周りと共にチャレンジし、自分の目標に挑むという意識により、自然とクラスメイトを応援し合う雰囲気が生まれた。
■体を動かすことが楽しいと思えるように
新体力テスト測定実施に向けた事前講義を受講した、第一小学校1~6年生426名へのアンケート調査では、「授業で体を動かすことが楽しかったですか?」の質問に対して、96.3%が「とても楽しかった」「楽しかった」と回答。新体力テストで「友だちを応援しようと思ったか?」という質問では、97.6%が「とても思えた」「思えた」と回答している。
立川市立第一小学校