小中学生向けテックパークのプロジェクト型学習プログラム「建築家から学び、自分たちでカタチにする、未来の天神プロジェクト」が7月27日(火)から開講する。
■理想のまちを考え3Dプリンタなどを使って制作する
「TECH PARK」を展開するグルーヴノーツは、建築のプロと未来の福岡・天神のまちをつくる「未来の天神プロジェクト」を初開講。夏休みの約1か月の期間で、子供たちが幸せに暮らせると思う「未来の天神のまち」を考え、CGや3Dプリンタなどを使い、未来のまちを制作する。
■建築家の松岡恭子氏を特別講師に迎えて
特別講師は、福岡市の再開発プロジェクト「天神ビッグバン」の第1号施設となった水上公園のデザインなどを手がける建築家の松岡恭子氏。実際に天神のまちを歩いて、歴史や文化、建築物、自然環境について学んだり、最終日には子供たちが制作した「未来のまち」作品の発表会を行う。
<未来の天神プロジェクト スケジュール>
7月27日(火) フィールドワーク&講義
実際に天神のまちに出て、建築家からの解説を聞きながら、歴史や文化、建築物、自然
環境などについて学ぶ。
7月30日(金) グループディスカッション
フィールドワークを通じて発見したまちの課題や特徴について議論する。グループに
分かれて、感じたことやSDGsなどについて意見を出し合い、構想を練っていき、「未来
のまち」のコンセプトを決める。
8月4日(水) CG制作
各グループで決めたコンセプトに基づき、役割分担をしてCG制作を行う。
8月6日(金) 中間プレゼン
制作しているCG作品の途中経過をプレゼンテーションする。建築家からのフィード
バックに基づき、作品の改善を行う。
8月18日(水) 模型製作
制作したCG作品をもとにレーザーカッターや3Dプリンタなどの最新のデジタル工作
機器を使って、木材などの素材を加工して模型をつくる。
8月24日(火) 最終プレゼン
完成した作品やプロジェクトを通じて学びをまとめて、みんなの前で発表する。
<未来の天神プロジェクト 概要>
名称:「建築家から学び、自分たちでカタチにする、未来の天神プロジェクト」
日程:7月27日(火)、7月30日(金)、8月4日(水)、8月6日(金)、8月18日(水)、
8月24日(火)の10:00~16:00
場所:テックパーク(福岡市中央区今泉1丁目19番22号 天神CLASS 3F)
定員:小学5年生~中学生を対象に最大8名
主催:株式会社グルーヴノーツ
協力:NPO法人福岡建築ファウンデーション
<天神プロジェクト開講にあたって>
テックパークはテクノロジーの楽しさを通じて個性を育む学びの場として2016年4月に開校。単なるスキルの習得にとどまらず、身の回りにある課題をテクノロジーを使って解決していく過程を通じて、社会で役に立つ学びを実践することを教育方針に掲げている。
社会全体で取り組むSDGsの目標の一つに「住み続けられるまちづくりを」が掲げられていることやコロナ禍で暮らしが変化していることを受け、子供たち自身が「まち」について考える機会として、NPO法人福岡建築ファウンデーションの協力を得て、未来の天神プロジェクトを実施する。