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「教育的eスポーツとは何か?」と題して白熱した議論~『湯けむりフォーラム2021』の動画を公開中

2021年9月17日

北米教育eスポーツ連盟 日本本部は、9月16日(木)、群馬県を舞台に行われるローカルカンファレンスイベント『湯けむりフォーラム2021』に登壇。eスポーツがもたらす教育の可能性について、白熱した議論が行われた。現在、「教育的eスポーツとは何か?」と題し、YouTubeで動画を公開している。


■アメリカでeスポーツに取り組んできた2氏が登壇

アメリカの教育現場でいち早くeスポーツプログラムを大学に取り入れた、カルフォルニア大学アーバイン校のコンスタンス・スタインクーラー教授と、カリフォルニア州オレンジ郡教育委員会に所属し、 NASEFの教育・トレーニングディレクターとして「eスポーツのカリキュラム設計」や「学生・教師向けのトレーニング設計」を担ってきたケビン・ブラウン氏が「湯けむりフォーラム」に登壇した。

 


■eスポーツがもたらす、教育の可能性について語る

eスポーツのメッカを目指す群馬県で、山本一太知事と群馬県の平田郁美教育長とともに、アメリカの最新研究からeスポーツがもたらす、教育の可能性について、コンスタンス・スタインクーラー教授とケビン・ブラウン氏から語られた。

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■日本の公教育へのeスポーツ導入に向けて事例を紹介

フォーラムの前半では、アメリカの教育現場でeスポーツがどのように導入され、実際の教育に対してどのような効果をおよぼしているのか、調査研究をもとにスタインクーラー教授とケビン・ブラウン氏が基調講演を行った。また、後半では、日本の公教育への導入に向けて「クリアすべき課題」や「子供たちへの向き合い方」につういて、国内外の事例が紹介された。

 


■eスポーツではコーチやリーダー的ポジションが重要

意見交換会で「ゲーム依存症を含む課題や問題点など、気をつけて進めていった方が良いことはありますか」という山本県知事の質問に対し、スタインクーラー教授は「若者のオンラインでの行動やゲームに費やす時間に介入しようと思ったら、実際に彼らがいる空間に身をおかなくてはならないのです。彼らと一緒にゲームをして、そのチームやコミュニティに対して影響力を持たないとなりません。そのためには、コーチや学生リーダー的ポジションといったロールモデルの存在が大切」と回答した。

 


■クラブ活動の中で自立心を持ってeスポーツを邁進

ケビン氏も「中学生にしても、高校生にしてもキャンパスではチームをつくるのではなく、クラブを作ります。クラブでは彼らは個人として評価され、粘り強さが求められます。クラブを成功させるために、エコシステムの中で求められる仕事を担当します。こうしたクラブの構造があれば、わたしたちを悩ませている多くの問題を解決する上で役に立つと思います」と回答。クラブ活動のなかでの切磋琢磨し、自立心を持ちながらeスポーツや他の学校生活に邁進して行くことが重要だと発信した。

 


<登壇者プロフィール>

カリフォルニア大学アーバイン校

ドナルド・ブレン情報・コンピュータ科学部情報学専攻

コンスタンス・スタインクーラー 博士

カリフォルニア大学アーバイン校で情報学の教授を務め、マルチプレイヤー・ビデオゲームやeスポーツにおける認知と学習について研究。高等教育におけるゲームプログラムの学術組織であるHigher Education Video Games Alliance (HEVGA) の創設者であり、オバマ政権下のホワイトハウス科学技術政策局で上級政策アナリストを務め、ゲームやデジタルメディアに関する助言などに従事。

 

北米教育eスポーツ連盟(NASEF)グローバル・ディレクター

カリフォルニア州オレンジ郡教育委員会、eスポーツプログラム スペシャリスト

ケビン・ブラウン氏

2003年からカリフォルニア州にて自ら中学校および高校の教員として勤務する傍ら、自身が開発したカリキュラムがカリフォルニア州からの承認を受ける。教育リーダーシップの博士号候補となる。現在は、NASEFグローバル・ディレクターとしNASEFの国際化を推進に従事。また、NASEF及びオレンジ郡教育委員会にて、長年の教育経験とゲームの経験を組み合わせて作成した魅力的な学習コンテンツを、国内外の学校や教員に提供している。

 

北米教育eスポーツ連盟 日本本部(NASEF JAPAN)統括ディレクター

内藤裕志氏

国内大学卒業後、スポーツ用品物流企業を経て、渡米。米国大学スポーツ経営修士課程を修了後、ロサンゼルスを拠点にスポーツエージェント企業にて、選手マネジメントや新規事業開発を担当。日本帰国後は、PR会社にてスポーツビジネス事業担当を経て、エンターテインメント産業やエリア開発領域などで、スポーツIPを活用した事業開発に従事。2019年より北米教育eスポーツ連盟に参画。長年のスポーツビジネスの知見を活かし、eスポーツを通じた次世代の可能性の拡大と成長の促進に取り組む。

 

「教育的eスポーツとは何か?」

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