春日井市立西山小学校(愛知県)は小学6年生54人を対象に、エンジニアコミュニティ「Qiita」によるプログラミングをテーマとした出張授業を6月14日(火)に開催した。
■プログラミングを学び、キャラクターを動かす
今回のプログラミング授業ではScratchを使用。プログラミングの基礎理解からキャラクターを動かしてゲームを作るまでの過程を、実際にPCを使って子供たちが楽しく学べるような内容で行われた。
■ブロックを組み合わせてゲームを作成
当日は、子供たちが作成したオリジナルのキャラクターに対し、指示を与えるブロックを組み合わせることで実際に動かすことに挑戦。自由に動き回るコウモリを捕まえて自動でカウントするゲームの作成を行った。
■プログラミングに馴染みのない児童も積極的に授業に参加
最後は作ったゲームに対してどんな要素を加えると面白くなるか各自で考えてアレンジを加えた。Scratchを用いることで、普段プログラミングに馴染みのない児童でも視覚的に理解しやすい内容となっており、子供たちも意欲的に授業に参加していた。
■授業後もプログラミングに興味
クラスの担任教諭は、児童たちが楽しみながら学び、興味を持ってくれたと感想を寄せる。また、授業の翌日も休み時間にプログラミングをしている児童や、自宅で作成したプログラムをみせてくれた児童など、授業で学んだプログラミングを進んで実践していた。
【プログラミング授業に参加した児童のコメント】
Yさん:キャラクターを自分で動かすことができたときは、「プログラミングでこんなことができるんだなぁ」と思いました。今後、プログラミングで別のゲームも作ってみたいです。たとえば、しょう害物をよけながらゴールを目指す感じのゲームが作りたいです。
Kさん:今日の授業でプログラミングについて学び、ゲームをつくったり、自分のかいたキャラクターを動かしたりすることができました。動くきっかけと内容のプログラミングや、繰り返し、条件、変数について学び、だいたいのプログラミングができるようになりました。とてもおもしろかったから、自主的にプログラミングを学びたいと思いました。
<実施後のアンケート結果>
<開催概要>
開催日時:2022年6月14日(火)
10:40〜12:05:6年1組
13:10〜14:35:6年2組
場所:春日井市立西山小学校内
講師:
Qiita プロダクト開発グループ プラットフォーム開発チーム 谷川寛明氏
Qiita 共通基盤開発グループ 水井悠太氏
Qiita プロダクト開発グループ プラットフォーム開発チーム 伏見洸陽氏
内容:
・プログラミングとは
・プログラミング言語「Scratch」とは
・キャラクターをキーボードで動かそう
・コウモリをとばそう
・つかまえたコウモリを数えよう
・ゲームをアレンジしよう など
参加者:小学6年生の児童 合計54人
■生活に身近なプログラミングに興味を持ってもらうために
Qiitaでは社会貢献活動の一環として、小中学校を対象にプログラミングをテーマに特別授業を実施。普段の生活において身近にあるプログラミングを知り、実際に経験することで、子供たちがプログラミングに興味を持ち、学びのきっかけとなる場を提供する。