ポプラ社の「おまえ うまそうだな」(作・絵:宮西達也)刊行から20年。12月に刊行されるシリーズ16巻ではティラノサウルスとアンキロサウルスの親子が再会する。今回、20周年&新刊刊行記念イベントが12月20日、コスモプラネタリウム渋谷で開催される。
■シリーズ最新刊が12月に刊行
2003年に「おまえ うまそうだな」からスタートしたティラノサウルスシリーズは、今年で20年を迎える。1巻で切ない別れを経験したティラノサウルスとアンキロサウルスの赤ちゃんが、長い時を経て再開する物語「おまえうまそうだな さよならウマソウ」が12月に刊行される。
■プラネタリウムの星空の中で行われる読み聞かせ会
20周年&新刊発売記念の読み聞かせ会がコスモプラネタリウム渋谷で12月20日に開催される。プラネタリウムの星空の中で、やさしくあたたかな物語に触れる時間は、子供にとってかけがえのない体験になる。
<イベント概要>
ティラノサウルスシリーズ20周年記念イベント
「やさしい星空読み聞かせ会」inコスモプラネタリウム渋谷
開催日時:2023年12月20日(水)18時30分~19時30分(18時開場予定)
会場:コスモプラネタリウム渋谷
定員:親子40組(応募多数の場合、抽選にて参加者を決定)
内容:プラネタリウムで星空が投影される中、「おまえうまそうだな」と12月新刊「おまえうまそうだな さよならウマソウ」の読み聞かせがギター伴奏とともに行われる。読み聞かせの合間には、著者である宮西達也氏と日本テレビ元アナウンサーで絵本専門士の杉上佐智枝氏による対談も実施。作品に込めた思いや制作秘話など、ここでしか聞けない話が語られる。
【登壇者】
ティラノサウルスシリーズ作者・宮西達也氏
日本テレビ元アナウンサー、絵本専門士・杉上佐智枝氏
ギター伴奏・岡本学志氏
応募期間:2023年11月16日(木)~12月4日(月)23:59まで
応募方法:以下のサイトの応募フォームから申し込む
当選発表:2023年12月13日(水)までに、当選者のみにイベントの詳細を連絡
<ティラノサウルスシリーズとは?>
宮西達也氏のティラノサウルスシリーズは、2003年刊『おまえうまそうだな』から始まる恐竜を主人公にした絵本シリーズ。2023年11月時点でシリーズ累計230万部(日本国内)を突破。メインとなる恐竜は毎回変わっていくが、「強さ」の象徴であるティラノサウルスが、「力」はないが純粋な心を持つ者の象徴である赤ちゃん恐竜や小さな恐竜との交流の中で、本当に大切なものに気づいていく物語である点はシリーズに共通する特徴となる。
刊行以来、強くてかっこいい恐竜の心の動きを通じて親子での対話が生まれ、子供が自ら大切なことに気づいていく心が成長する物語として、多くの親子に親しまれてきた。また、保育園・幼稚園などでも読まれている。
<著者プロフィール>
宮西達也(みやにし・たつや)
1956年、静岡県生まれ。日本大学芸術学部美術学科卒業。
グラフィックデザイナー、人形美術を経て絵本作家に。
「きょうはなんてうんがいいんだろう」(鈴木出版)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。「パパはウルトラセブン」(Gakken)、「おまえうまそうだな」などでけんぶち絵本の里大賞を受賞。そのほかの作品に「おとうさんはウルトラマン」(Gakken)、「にゃーご」(鈴木出版)など多数。
【20周年に対する著者コメント】