埼玉県ふじみ野市は2月19日、児童生徒の個別最適な学習と教職員の働き方改革を推進するため、市内の全小・中学校にデジタル学習ソフトとデジタル採点ソフトを導入すると発表した。予算額は学習ソフト1,056万4,000円、採点ソフト165万円。
導入する学習ソフトは、AIドリル、プログラミング教材、情報モラル・リテラシー教材。AIドリルは、約20万の問題から最適な問題をAIが判定して出題する。弱点診断や単元動画解説などの機能も備えている。プログラミング教材は、テキストプログラミングによるWeb作成教材で、キャラクターが学習をナビゲートする双方向性コンテンツ。デジタル・シティズンシップスキルを身につける情報モラル・リテラシー教材は、８つのスキルの習熟度が数値化され個人レポートが出力できる。
採点ソフトは、スキャンした答案用紙をＰＣ上で採点することができるブラウザ型の採点システム。自動採点や串刺し採点、自動出力される個人成績表などの機能を活用することで採点時間を短縮し、子供と向き合う時間を確保することで子供たちの確かな学力や豊かな心を育み、教職員の業務改善を推進する。
