仙台大学AI教育研究チームは、「学生と教員を対象とした生成AIの教育利用状況と意識に関する 全国調査 2024年-2025年比較調査」の報告書を公表。学生の生成AI利用率が54.5%にのぼることが明らかになった。
調査は今年3月、全国9,044人の学生と教員を対象に実施したもの。▽生成AIの利用状況▽生成AIに対する意識▽教員からみた生成AIの教育上の課題や問題▽学生が生成AIを使用することによる学習上の課題や問題――について聞いている。有効回答数は7,231。

調査結果によると、学生の生成AIの利用率は54.5%と半数を超え、教員は32.3%と2024年度から約13ポイント増加した。高校生は48.8%、大学生・大学院生は66.6%と、学校種を問わず利用率が増加している。利用頻度についても、学生の44.6%が週1回以上利用し、教員では過半数が週1回以上利用。毎日利用する教員も一定数いる。
調査を実施した研究チームは、教育現場での生成AIの活用は「導入の是非を問う段階」から「実装段階」に移行していることを認識する必要がある、としている。
その他の調査項目を含む詳しい調査結果はこちらで確認できる。