高知県教育委員会が独自開発する学習支援プラットフォーム「高知家まなびばこ」では、ラインズが開発・提供するAI型ドリル搭載の学習支援サービス「ラインズeライブラリアドバンス」とのデータ連携が10月より始まっている。
高知県では教育DX推進の一環として、児童生徒や教員が多様な教材や教育データを利用・分析できる学習支援プラットフォーム「高知家まなびばこ」を独自開発し、個別最適な学びや指導の実現を目指している。
今回のデータ連携により「ラインズeライブラリアドバンス」で蓄積された学習結果がシームレスに「高知家まなびばこ」にダッシュボードとして反映され、多様な教育データと共により多角的なフィードバック・指導が実現できる。現在は県内の検証校で連携が開始されており、今年度中に希望校への連携が開始される予定だ。
全国・県版の学力調査、デジタルドリルであるラインズeライブラリアドバンスなど、学校現場ではさまざまなツールが活用されていますが、これらの学習結果は、紙で配付されたりサービスのWeb サイトで提供されたりと分散している状況です。結果を閲覧する児童生徒や教員にとっては、学習結果は集約されているのが理想であり、集約されているからこそ活用ができると考えています。県教育委員会が自らデータを集約する仕組みを作ることで、より本県の子どもたちの現状や課題に沿った形でスタディ・ログ等を活用できることから、独自に開発することとしました。
ラインズeライブラリアドバンスとの連携により、教員にとっては個々の児童生徒に適した指導を行う際の参考になったり、児童生徒にとっては自主的・主体的に学ぶ際のよりどころとなったりすることを期待しています。