近畿大学附属福岡高等学校(福岡県飯塚市)は5月21日に、全校生徒約1000人と保護者を対象に、サイバーセキュリティ教室を開催する。NIT情報技術推進ネットワークの代表取締役で、大阪府教育委員会ネット対応アドバイザーを務める篠原嘉一氏が講師を務め、スマートフォンやSNSに潜む危険やネットトラブル、その自衛方法について講演する。
2024年のサイバーセキュリティ教室の様子
同校では、全校生徒と保護者を対象に、ネットリテラシーやネットトラブルの自衛方法を学ぶことを目的としたサイバーセキュリティ教室を毎年開催している。
今回の講師を務める篠原嘉一氏は、大阪府教育委員会ネット対応アドバイザーであり、元兵庫県警サイバー犯罪・サイバー攻撃対策アドバイザーを経験したネットリスクの専門家。「スマートフォンやSNSに潜む危険」をテーマに、ネット上で起こるトラブルの実例をはじめ、スマートフォンやSNSの影響で心身に不調をきたしてしまうケースなどについてわかりやすく講演する。また、生徒は自身のスマートフォンを持って参加し、その場でプライバシーを守る設定が正しくできているかを見直しながら、危険から身を守る方法を学ぶ。
本教室を通してネットを取り巻くさまざまな倫理的・社会的な問題を正しく理解し、自分と他者を傷つけないネットリテラシーを身につけるとともに、これからの情報化社会をどう生きるか、自らの行動を見直す機会とする。