富士フイルムシステムサービスは6月1日、教職課程を置く大学や通信制大学・短期大学などの教員の養成校向けに、「教育実習支援システム」の提供を開始した。
本システムは、教員を目指す養成校の学生と指導教員、実習先の指導教員の円滑なコミュニケーションを支援し、教育実習における記録から評価までの一連のプロセスを効率化するもの。学生と指導教員の負担を軽減し、実習を通じた学生の学習効果の向上に貢献する。
本システムは、学生の実習記録から、養成校の指導教員および実習先の指導教員による記録の確認・コメント記入・評価まで、一連のプロセスをウェブ上で行えるように設計されている。
学生は実習の記録をデジタル入力できるため、手書きの負荷が軽減。養成校の指導教員と実習先の指導教員も、学生と同様にコメント記入を手書きで行う必要がなくなり、業務の効率化が図れるほか、実習記録の確認やコメント記入、評価の登録も時間や場所にとらわれずに対応できるため、それぞれの業務スケジュールに応じた柔軟な指導が可能になる。
教育実習支援システム操作画面イメージ
養成校の指導教員は、学生の実習状況を本システムでリアルタイムに把握でき、タイムリーで的確な指導が可能。また、実習先に複数の指導教員がいる場合も、それぞれのコメントや評価がシステム上で共有・可視化されるため、指導者間で連携しながら様々な視点での網羅的な指導を行える。