兵庫県立大学大学院情報科学研究科数理最適化データサイエンスセンターは6月18日、MOAI Labと、数理最適化およびデータサイエンス分野における先端技術の普及と人材育成を目的とした協力関係を構築したと発表。産学連携を通じて社会課題の解決と産業競争力の強化を目指す。
近年、数理最適化やデータサイエンスは、製造業、物流、医療、金融をはじめとする多様な分野において、課題解決と生産性向上の鍵となる技術として注目されている。
兵庫県立大学数理最適化データサイエンスセンターは、数理最適化とデータサイエンスの先端技術を基盤に、アルゴリズム開発・統計解析・機械学習の専門家による実践的なソリューション創出を通じて、社会や産業の課題解決に取り組む研究機関。同センターは、数理最適化技術 の社会実装に豊富な実績を持つMOAI Lab と協力関係を構築し、学術的な知見と産業界の応用力を融合させることで、技術普及と次世代人材の育成に取り組む。
今後、両機関の実践的技術力を融合し、▽数理最適化・データサイエンス技術の産業界への効果的な普及▽実践的スキルをもつ次世代人材の育成▽地域産業の競争力向上への貢献――への成果を目指して連携を進める。
両機関は、本協力を起点として、関西地域における数理最適化とデータサイエンス技術の普及促進に取り組み、データ駆動型社会の実現に貢献するとしている。