小学館は2月4日、コロコロコミック研究所が実施した「外遊び」に関する調査結果を公開した。
調査は、同社が発行する男子小学生向けマンガ雑誌『コロコロコミック』読者とその家族を対象に、運動・スポーツをすることは好きか、平日に外で遊ぶ頻度、外で遊べない理由について聞いている。

小学生777人に「運動やスポーツは好き?」と尋ねたところ、「大好き」(47.2%)と「まあまあ好き」(37.5%)を合わせ、8割以上が「好き」と回答。小学生の大半が運動に対してポジティブな気持ちを持っていることがわかった。

「平日に家の外で友達と体を動かして遊ぶのは週に何回?」と尋ねたところ、「週4回以上」と回答した児童は26.0%。他方、「週に1回」(17.5%)、「週に1回より少ない」(14.0%)、「まったく遊ばない」(12.4%)を合わせた平日に外で遊ぶ頻度が「週に1回以下」の子は43.9%に上る。運動やスポーツへの意欲が高いにもかかわらず、4割以上の小学生がなかなか外で遊べていない実態が浮き彫りになった。

また、「今よりもっと家の外で友達と体を動かして遊びたい?」と尋ねたところ、「とても思う」が39.0%、「少し思う」が37.8%と7割以上の小学生がもっと家の外で友達と遊びたいと思っていることがわかった。運動・スポーツをすることが好きな子が多い一方で、遊ぶ頻度が少ない子も多く、やはりもっと遊びたいと考えている子が多いようだ。

「もっと外で遊びたいのにできない一番大きな理由は?」と尋ねたところ、最も多かった回答は「塾や習い事で忙しい」(19.9%)。日本では1週間の授業数を29コマとする小学校が多く、文科省により28コマや27コマへの見直しが推奨されている。週5日間5〜6時間目まで行われる授業、それに加えて塾や習い事が重なれば、友達と外で遊ぶ時間が確保できない子が多いのも無理はない。以下「ゲームや動画の方が楽しい」(13.8%)、「おうちの人に心配される」(10.2%)、「遊べる場所のルールが厳しい」(8.1%)という回答が続き、その他では、学童保育や家庭内でのルール、さらには、「クマが出るから」と各地で急増するクマ被害への懸念などを理由に外遊びができないという声も見受けられた。

この結果を受け、調査を実施したコロコロコミック研究所の小林浩一所長は、「放課後の時間が塾、習い事で細かく区切られ、子供が自由に外で遊べる余白が少なくなっている」とし、「大人が作っている時間割や環境の中で、少しの不安や制約が加わるだけで『外遊び』が成り立たなくなってしまっている」と指摘している。
<調査概要>
調査方法 Webアンケート
調査時期 2025年10月15日~11月14日
調査対象 『コロコロコミック』読者またはそのご家族
回答数 777