ベネッセコーポレーションは4月21日、小学校・中学校を対象に提供する「総合学力調査」を、CBT形式を導入した新サービス「総合学力調査CBT」へとリニューアルし、2027年4月より提供開始すると発表した。

「総合学力調査」は、教科学力の到達度を測るテストと学習意識を把握するアンケートを受検することで、児童・生徒個々および学校全体の状況把握と、受検後の学力向上施策に活用できるサービスとして、2002年に提供を開始。これまではテスト・結果帳票とも紙を基本に展開していたが、GIGAスクール構想下で端末整備が進み、教育DXの進展に対応して、CBT形式で受検~結果返送までを行う形にリニューアルすることにした。
CBT形式の導入により、教育委員会や学校では受検から集計・分析までをGIGA端末で完結できるため、教員の運用負荷を軽減できる。加えて、結果を即時性高くデータで返却できるようになることで、児童・生徒に対しても記憶の新たなうちに振り返りや授業での活用が容易になるという学力向上への取り組み上のメリットも期待できる。
従来の紙版で課題となっていた問題用紙の配布・回収・梱包・発送といった作業負荷がすべて不要になる。CBTシステムを活用したオンライン実施により、準備から結果確認まで端末上で完結する。
さまざまな集計値、学力層(学力4層)、そして学力層とのクロス集計などの詳細分析は、従来の紙版のように、PC画面や紙帳票に分かれることなく、シンプルな操作で手元の端末にすべて表示できるようになる。ミライシードとの共通アカウントに対応し、アカウント管理・年度更新も一元化。Google・MicrosoftアカウントによるSSO(シングルサインオン)にも対応する。
CBTの機能を生かし、動画問題や音声問題なども活用して、児童・生徒のより深い思考や実践場面を測る設問で構成。問題と解答傾向を同一画面で確認できる設計により、「どこで・なぜつまずいたか」を一目で把握可能になる。学力層別・経年推移・観点領域別の正答率をはじめとするデータを可視化する分析画面を搭載。教育委員会・教員向け画面のUI・UXを全面刷新し、専門的な知識がなくても指導改善に活かせる各種データを作成可能に。
調査結果と連動したドリルパーク(※ミライシード「ドリルパーク」利用校のみ)との連携により、個々の学力・理解度に応じた問題を自動提供。児童・生徒画面からワンクリックで復習に移行できるシームレスな学習サポートを提供する。