コーセーとベネッセコーポレーションは共同で、小学生向けの環境探究学習教材を開発した。企業の環境保全活動やサンゴの白化現象といった海の課題を題材にしており、9月24日よりベネッセのICT学習ソフト「ミライシード」を通じて全国の小中学校へ配信が始まっている。

教材は高学年の理科の授業を想定した全2時間で構成される。1時間目では、地球上を循環する水やサンゴの役割、海水温上昇による白化現象について学び、コーセーが2009年から進めるサンゴ保全活動「SAVE the BLUE Ocean Project」などの事例に触れる。2時間目では、児童自らが疑問や関心に基づいて問いを立て、タブレット端末などを活用して調べた結果を共有し合い、解決に向けた具体的なアクションを模索する内容となっている。
配信に先立ち、9月15日に沖縄県豊見城市立とよみ小学校の4年生2学級(50人)で公開授業が行われた。児童は企業の具体的な取り組みに熱心に耳を傾け、ICTツールを活用して活発に意見を交わした。授業の締めくくりには、一人ひとりが考えた行動をカードに書き込み、白化したサンゴの絵に貼り付けて豊かな海への願いを込めるメッセージアートを制作した。
参加した教員からは、ICTツールの活用によって普段発表の少ない児童も積極的に意見を共有できたといった声が上がった。コーセーは今後もパートナー企業や教育機関と連携し、次世代に向けた環境教育の機会を提供していくとしている。