ベネッセコーポレーションはこのほど、小中学校向けICT学習ソフト「ミライシード」用の新たな教材として、「オクリンクプラスですぐ使える!企業・団体コラボコンテンツ」の配信を開始した。現在、11社・団体のラインアップが決定しており、今後随時追加する。
「企業・団体コラボコンテンツ」は、児童・生徒に広く認知されている各企業が取り組む社会課題や事業内容を題材に、実社会の課題や仕事を身近な“自分ごと”として探求する学びの支援教材です。 企画の趣旨に賛同した複数の企業・団体からの協力を得て、探究的な学びを実践する教材として開発、ミライシード上で無償配信する。
本教材は、各企業・団体が実際に取り組む社会課題や現場での活動を題材にしており、それぞれの教材が学年・教科・単元と紐付けられている教材設計が特徴となっている。授業内の協働学習やディスカッション、プロジェクト学習に適したカード形式の教材に、教員用の指導案が付いた、探究学習コンテンツとして提供する。
児童・生徒は、これらのコンテンツをもとに、「ミライシード」内の協働学習用アプリ「オクリンクプラス」を活用して、発表資料やノートの制作、意見の共有を行いながら、協働作業や、ディスカッション、プロジェクト学習を進めることができるため、教員は新たな教材制作の負荷なく、そのまますぐ探究的学びの素材として授業に取り入れることができる。
現在、決定している11社・団体との教材では、食料生産、自動車工業、キャリア教育、金銭教育、情報モラルなど、幅広いテーマを取り揃えている。今後も、小中学校のニーズに応じて、有識者や現場の先生方のフィードバックを積極的に取り入れながら、総合や特別活動、算数・数学や社会などの各教科に紐づいた、多種多様なコンテンツを順次公開していく予定だ。