さいたま市は、市立の全小・中・特別支援学校167校において、AI型教材「キュビナ」(提供元:COMPASS)を指導の一環として正式採用し、9月から利用を開始した。対象となるのは小学1年生から中学3年生までの約10万人。デジタル学習基盤を活用した個別最適な学びの充実と、教育データを生かした指導改善を推進する。

今回の利用開始に伴い、同市が導入している学習eポータル「L-Gate」とキュビナとの名簿連携を実施した。これにより、児童生徒の名簿登録作業や年次更新作業といった管理負担を増やすことなくスムーズな導入が可能となった。
教員の業務負担軽減を図りながら、1人1台端末を活用したシームレスなデジタル学習環境を整備する。
キュビナは、AIが子供一人ひとりの習熟度に合わせて最適な問題を出題するアダプティブラーニング教材。小中9教科の教科書に準拠した問題を10万問以上搭載しており、基礎学力の定着や主体的な学習を支援する。
また、児童生徒の学習状況の見取り支援や演習問題の配信機能も備えており、教員の指導サポートにも寄与する。同市では「12年間の学びの連続性を生かした『真の学力』の育成」を掲げており、今回のICTツール活用を通じて、子供たちが自ら考え他者と協働する力を育んでいく考えだ。