文部科学省は６月２８日に開催された第１２４回教育課程部会の説明資料「GIGAスクール構想の実現について」の参考資料で、学校ネットワーク関連の課題解決事例を示した。
【事例①】 機器の性能不足によるインターネット接続不良への対処
利用頻度の増加に伴い、インターネットへのアクセス量が増加した結果、プロキシサーバ（中継サーバ）の処理能力を超過した場合は、通信がプロキシサーバを経由しないように設定変更を行い、通信速度が暫定的に改善。その後プロキシサーバを入れ替えて解消する
【事例②】 通信事業者（回線、ISP）の協力でインターネット接続を改善
学校と近隣住宅が同じ通信事業者者（回線、ISP、CATV等）と接続しているため、一般家庭での通信量が増える時間帯に通信事業者の設備がボトルネックになっている場合、 通信事業者のサポートに問い合わせて問題個所の切り分け、改善方法を相談して対応する。
【事例③】 アクセスの分散で、特定サイトからの遮断を回避
各学校を集約している接続方式の自治体において、多くの生徒が同じ動画教材サイトに同じタイミングでアクセスしたところ、教材サイト側のセキュリティ機能がサイバー攻撃を受けたと自動的に認識し、当自治体からのアクセスを遮断される場合、多くの端末で、タイミングを合わせて、一斉に特定のサイトにアクセスするような使い方を避ける
