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教育ICT

ICTの効果的な活用湯島小モデルを構築 文京区立湯島小学校・原香織校長

2017年1月1日
第36回教育委員会対象セミナー・東京

第36回教育委員会対象セミナーを12月7日、東京・KFCホールで開催、12道府県から73名が参加した。次回は1月25日に福岡・天神クリスタルビルで開催する。セミナー日程は教育家庭新聞Web(www.kknews.co.jp)へ

導入、展開、終末×一斉、個別、協働 の 9場面で検証

文京区立湯島小学校・原香織校長
文京区立湯島小学校
原香織校長

平成26年度から文京区ICT教育モデル校としてICT環境の整備を進めてきた湯島小学校。学習者用情報端末160台が整備されており、4年から6年生は1人1台の環境だ。うち40台は1年から3年の低学年用として活用している。

湯島小では、授業でどのようにICTを活用すれば効果的であるかを示す「湯島モデル」を構築している。縦軸は問題解決学習の流れに沿って、授業を「導入」「展開」「終末」の3場面。横軸は「一斉学習」「個別学習」「協働学習」の3つの学習形態とし、全部で9つの学習場面を設定。それぞれの学習場面において有効なICT活用を検証した。

藤田寛樹主任教諭は「研究では従来の学習方法とICTを活用した方法を比較しながらデジタルとアナログのメリットとデメリットを検証した。湯島モデルでは、ICTの効果的な活用事例が整理され、児童の実態に応じてデジタルとアナログを適切に使い分けている」と語る。

「湯島モデル」に沿った授業の実践例も紹介。6年生社会科の授業では、3人の武将について学習する際、「導入時」に授業支援システムのアンケート機能を使って「自分だったら、どの武将につきたいか」と質問。各児童が情報端末で回答し、クラス全体の意見を円グラフで表示。自分が選んだ武将のことを意欲的に調べることにつなげた。

2年国語「さけが大きくなるまで」では、「尾びれをふるわせる」という記述が児童によって受け止め方が異なったため、ネット上の動画コンテンツからサケの産卵場面を提示して、「尾びれをふるわせる」サケの動きを視覚的に理解した。

情報モラル教育で児童がルールを作成

児童の情報活用能力を育成するにあたり、湯島小では情報モラル教育を重視している。平成27年度は6年生が卒業制作として「湯島小eルール」を作成した。

授業で「情報化社会の光と影」について取り上げ、インターネットを使うメリットとデメリットを思いつく限り付箋に書いて貼り付ける。そこから見えてきた情報化社会の影の部分を分類し、グループに分かれて話し合った。ここで出された意見を「湯島小eルール」に反映した。

こうして完成した「湯島小eルール」を6年生が全校生徒の前で発表。一方で、地域や家庭を巻き込むことが課題として残された。

そこで、平成28年度に湯島小が東京都情報モラル推進校に指定されたことを受け、現在の6年生が「湯島小eルール」のバージョンアップに取り組んでいる。各学年や家庭でのルールを作りながら、科学的理解に裏付けられたものへと湯島小eルールをブラッシュアップする。

平成28年度の夏休みには全学年で「私の宣言書(家庭eルール)」を実施。毎日の生活を良くするためのeルールを家族と話し合い、守れなかった時のペナルティは児童が決める。例えば、「土日しかゲームやインターネットを使わない」とルールを決めて、守れなかったら「ゲームを1週間しない」と宣言するのだ。夏休み後の9月を「湯島小eルール推進月間」とし、夏休み中に作ったルールが守れたかどうかについて児童が振り返り、保護者も評価する。

「目的は児童にペナルティを与えることではなく、ルールについて家庭で話し合うこと。保護者に子供をしっかりと見てもらいたいという思いも込めた」と原校長は語る。

5年生はSNS東京ノートを活用して「情報の信憑性」について考えた。

インターネットでは嘘か本当か分からない情報が混在している。そこで「牛乳を飲めば流行している病気が治る」という情報が流れてきたらどうするかを児童は考えた。「情報の出所を調べる」、「科学的な根拠を調べる」などの意見が挙がり、最終的には「大人に相談する」という結論に至った。「湯島小eルール」にも、そうするよう示されており、「湯島小eルール」が児童に浸透していると語った。

【講師】文京区立湯島小学校・原香織校長

 

【第36回教育委員会対象セミナー・東京:2016年12月7日

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