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教育旅行

【群馬県教育旅行現地視察会】教科と連携した多様な学び

2015年9月21日
教育旅行特集

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都心から2時間 四季を感じる教育旅行群馬県

群馬-教育旅行地図

昨年「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界文化遺産に登録され、注目が集まる群馬県。赤城山、榛名山、妙義山(上毛三山)を始め標高2000メートルに及ぶ谷川連峰、日光白根山、浅間山といった山々に囲まれ夏も涼しく活動できるエリアが多く、四季を感じられる大自然が都心から約2時間というのも魅力的だ。群馬県は8月に、首都圏の教員を対象に「群馬県教育旅行現地視察会」を実施。参加した教員はその魅力を体感した。

【1日目】東京(丸の内鍛冶橋駐車場)-土と火の里-富岡製糸場-自然史博物館-片品村泊(尾瀬岩鞍リゾートホテル)

【2日目】弘化の庄 かしや-尾瀬わくわく体験郷-ぐんま天文台-ゆ
うすげ・はるな自然学校-東京

 

 

工芸体験村 土と火の里社会・理科の視点 産業と自然を学ぶ

豊かな自然の中でものづくり体験

東京駅付近を8時30分に出発し、高速道路を経て約2時間。最初の目的地「工芸体験村 土と火の里」(藤岡市)に到着した。「自然の中にいる豊かさを満喫してほしい」というコンセプトの下、静かな山あいに、ガラス、陶芸、草木染め、竹細工の工房が並ぶ。繭から糸を巻き取る「座繰り体験」もあり、次に見学する「富岡製糸場」と関連付けることもできる。

工房の指導者は若い職人が多く、子供たちも親しみやすい雰囲気だ。一行は、学校給食で食育の一環として活用できるようにと、陶芸工房で「箸置き」作りを体験。作品の仕上げは職人が行い、後日学校に宅配される。届いてからも、思い出を語る時間が生まれる。

 

富岡製糸場

文化財を守る意識子供たちに育んで

群馬県教育旅行
「トラス構造」で中央に柱がない最新式の工場(建設時)

富岡製糸場では、イヤホンを装着し解説員の声をクリアに聞くことができるなど、見学の整備が拡張されていた。

この製糸場は外貨を必要とした日本が、高品質の生糸を大量に作ることを目的に、フランスの技術を導入した官営の製糸場として、1872年(明治5年)に開設された。

見所は東西に並ぶ2棟の繭倉庫と工場の中心となる操糸所、製糸場の指導にあたったフランス人ポール・ブリュナが暮らしたブリュナ館だ。東日本大震災でもほとんど損傷がなく、日本人の技術力の高さがうかがえる。

操糸所は中央に柱のない「トラス構造」を採用し、全長約140メートルの広い空間に300釜が設置され、世界最大規模。全国各地から集まった工女は技術を習得して故郷に帰り、指導者として日本の産業を支えたという。

解説員の桜場善文さんは「日本が発展した基礎はここにある。文化財を守る意識を子供たちに育ててほしい」と教員らに語りかけた。

 

群馬県立自然史博物館

理科と結ぶ博物館テーマは”自然史”

群馬県教育旅行
群馬県教育旅行
「土と火の里」のは若い職人が多く、子供たちも親しみやすい(上)地球の始まりから現代までを知る「自然史博物館」はスポット解説が有効

富岡製糸場を後にし、「群馬県立自然史博物館」(富岡市)へ向かった。地球の生い立ちを学び、これからの地球を考えることのできる施設で、来年度で開館20年を迎える。中学生以下の入館は無料で、首都圏からは都内の小学校の利用が多い。

2階建ての館内は「地球の時代」「群馬の自然と環境」「ダーウィンの部屋(観察・実験コーナー)」「自然界におけるヒト」「かけがえのない地球」の5コーナーで構成。地元の理科教員の研究団体が作った資料館が生かされて県立の博物館となったこともあり、教育普及に熱心だ。

学校団体は実験を伴った「館内授業」、「ワークシート」の活用、展示の「スポット解説」、学習室での「ビデオ上映」など理科の学習と関連付けられる(要予約)。

尾瀬国立公園 実績ある受け入れで本物の学びを提供

3県に広がり教育旅行で多くの利用がある尾瀬国立公園は、その大半が群馬県の片品村だ。

“命の村”で宿泊日本の原点に帰る

同村では、今回宿泊した尾瀬岩鞍リゾートホテルのように、200名規模が同時に宿泊できる大規模施設から小規模なものまで、約200軒の宿がある。宿が近接している利点を生かし、民宿への分宿も対応している。

群馬県教育旅行
群馬の粉食文化や野菜の収穫体験の拠点となる片品村の施設

民宿の一つ「弘化の庄 かしや」では、15代続く入澤家の当主が守り続けてきた約170年の母屋と新館に、宿泊部屋がある。温泉と自然の滋味あふれる料理、古民家で囲炉裏を囲んだ語らいが、教育旅行の醍醐味だ。

女将の入澤眞理呼さんは、「日本の原点が残る”命の村”。日本の伝統を感じて欲しい」と話す。

東日本大震災時に、村長の英断で福島県から約1000名の被災者を、迅速に受け入れた片品村は、まさに「命の村」。他にも古民家を民宿にした施設があり、日常と異なった生活や雰囲気を感じとることができる。

村内の「尾瀬わくわく体験郷」では、小麦粉の産地で「粉食文化」を持つ群馬ならではの食体験(手打ちうどんやピザ作り)や木工体験などを、地元のおじいさん、おばあさんの指導を受けながら学べる。

 

県立ぐんま天文台

指導要領にも対応本格的な星空観察

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150cmと65cmの天体望遠鏡のある「ぐんま天文台」は研究者レベルの観察が可能

片品村から約1時間の高山村にある「県立ぐんま天文台」は、天文学の教育普及に力を注ぐ。150センチメートル望遠鏡、太陽望遠鏡などを使用した昼の太陽と星空観察、夜の星空観察。天候不良時には室内で3D映像を使うなど、学習素材が豊富。

小中学校の学習指導要領にも対応したプログラムを提供し、SSHやSPP事業への対応実績もある。専門スタッフが教員をサポートし、TT授業で子供たちに「本物」の体験学習を提供する。

 

榛名湖

雨天可の自然体験五感を使って活動

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雨天でもキャンプできる榛名湖のキャンプ場

最後の訪問地である榛名湖(高崎市)は自然体験を伴った教育旅行の実績が豊富。東京都では板橋区、東久留米市の小学校が毎年利用している。周辺は夏でも涼しく、今夏は30℃を超えた日が1日もなかったという。

子供たちをサポートする自然体験プログラム「はるな自然学校」は、榛名湖オートキャンプ場を使って仲間との絆を深める冒険プログラム、植物や虫の観察プログラムを始め、ネイチャーゲーム、アウトドアクッキングなど、五感をフルに使った体験を提供している。屋根付き広場やセンターハウスがあるので、雨天でも実施が可能だ。

湖畔に建つ「榛名湖温泉ゆうすげ元湯」は、多くの教育旅行団体が宿泊。そのほとんどの学校が希望するカッターボートは1艇が40名乗りで、1クラスが一緒に活動することで、団結が深まる。

はるな自然学校の活動を行うキャンプ場でのテント宿泊も可能だ。

 

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【2015年9月21日号】

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