教育ソフトウェアは記述式デジタル採点ソフト「採点ナビクラウド」の大幅なアップデートを4月10日に実施。同じ試験を複数の教員で採点できる「みんなで採点モード」機能を新たに搭載した。
■「みんなで採点モード」により複数人で採点可能に
現在、全国800以上の中学校や高等学校で使用されているデジタル採点ソフト「採点ナビ」のクラウド版となる「採点ナビクラウド」に「みんなで採点モード」を搭載。2021年12月末にサービスをスタートし、「ひとりで採点モード」機能に絞ったバージョンで試験的運用を重ねてきた。今回、複数人で採点できる「みんなで採点モード」を搭載したことで、より幅広い試験運用が可能となった。
■複数で採点することで時間を短縮
「みんなで採点モード」では、問題ごとに複数の教員で手分けして採点することができる。これにより採点時間をさらに短縮できるようになり、定期試験の教科担当内での分担や、入試における全学での分担など活用分野が広がった。
■2系統採点により採点精度が向上
「みんなで採点モード」のオプションとして、1問につき2人がそれぞれ採点し、互いの採点結果に齟齬があった問題だけを抽出して再採点をう「2系統採点」が可能となった。「2系統採点」により、採点の精度を高めて採点ミスを未然に防ぐことができる。また、同時並行で同じ問題を採点できるため、片方の採点者が採点し終わるのを待つ必要もない。
■テストへのアクセス権限を設定可能
「みんなで採点モード」で採点するテストについては、アカウントごとにテストへのアクセス権限を設定することも可能。それぞれの教員に適切な権限を付与する事により、複数人で採点する際のアカウントの管理や調整が容易となる。
■幅広い採点ニーズに対応可能
「採点ナビ」はインストール版に加え、クラウド版の「採点ナビクラウド」という選択肢を得たことで、定期テストから入学試験まで、学校の求める幅広い採点ニーズに対応した運用が可能となった。今後はこれまで評価されてきた、使いやすさやわかりやすい画面設計をモットーとした開発をさらに展開していく。
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