BloomActはこのほど、同社が提供する資料動画化サービス「SPOKES」が、東京都の公立小学校での実証実験にて「地域学習のための動画教材」として採用されたと発表した。
SPOKESは、紙の資料をアップロードするだけで生成できる合成音声付きのインタラクティブ動画に変換することができるクラウドサービス。教育現場の負担軽減やスムーズな授業運営のコンテンツとして活用が期待できる。
東京都豊島区内にある3校の小学校(豊島区立駒込小学校、豊島区立南池袋小学校、豊島区立椎名町小学校)にて実証実験を実施した。
地域学習ではそれぞれの地域に合わせた学習内容をコンテンツとして準備する必要がある。「SPOKES」で制作した動画教材の活用により、学校ごと異なる内容も個別に動画にすることができ、合成音声のナレーションによるトーク内容の均質化、動画視聴による事前学習、保護者へむけた授業内容の共有が可能となり、より有意義な教育機会の提供が期待できる。
ソメイヨシノ発祥の地としての地域学習
今回の実証実験では、地域教育における授業運営の効率化に一定の効果が認められ、児童へのアンケートでも楽しく円滑に学ぶことができたという前向きな感想が得られているという。
教育現場でのSPOKESの活用の実証実験は継続しており、外国語の読み上げ機能を活用して外国人の保護者へのお知らせや進学案内など小学校内にとどまらず教育支援全般での活用が検討されている。
SPOKESは、パワーポイントファイルをアップロードするだけで撮影・録音なしに誰でも簡単にインタラクティブ動画が作成可能なクラウドサービス。これまで紙に印刷していた資料もアップロードするだけで、高品質の合成音声付きのインタラクティブ動画に変換することができる。
アンケート動画の作成も容易。取得したデータはCSVに出力が可能で、収集したデータをビックデータ分析などへ流用する際にも便利だ。他に、クイズやテストが実施できる設問機能や外国語の読み上げ機能などを備える。