大日本印刷株式会社(DNP)のXRコミュニケーション事務局は、自治体、公立・私立学校を対象に、3Dメタバース空間を採用した「メタバース空間を利用したラーニングシステム」の2カ月無料体験を受け付けている。募集期間は8月31日まで。
「メタバース空間を利用したラーニングシステム」は、授業や面談、グループワークなどを3Dメタバース上で行うことができるツール。外国との交流授業への活用/不登校支援/外国ルーツの児童・生徒向け日本語指導など、新しい教育機会の構築を支援する。今年4月にいくつかの新機能を追加したことに伴い、無料体験版の提供を開始した。
無料体験版では、2カ月間、新機能を含む実際のサービスと同じ空間やアバターを利用できる。利用可能なアカウント数は、管理者用アカウント10人まで、児童生徒用アカウント40人まで。
授業の様子(イメージ)
ホワイトボード機能の様子(イメージ)
画面共有による学習支援や、アトラクション機能など児童・生徒のアイデンティティの表現やコミュニケーションを促進する従来の既存機能に加え、新たに38種類の3Dアバターが登場し、児童・生徒の多様なアイデンティティを自由に表現できるようになった。
さらに、コミュニケーションを促進する「ホワイトボード機能」や「ライブカメラ・画面共有機能」を搭載し、学びのサポートを強化。従来の3Dアバター操作体験とともに、新しい学びの世界を利用できる。(「3Dアバター」は18種類のみ無料体験版に適応)
3Dアバターを通じた対話の場を提供することで、対面での交流が苦手な方も安心してコミュニケーションに参加できる環境を整えている。PCから簡単にアクセスでき、GIGA端末にも対応。さらに、「意志」や「感情」を上手に伝えられない児童・生徒でも、ガッツポーズや同感、わからないといったリアクションを3Dアバターで表現することで、能動的な行動を促進。バーチャル空間内でのやり取りや活動を通じて、他者とのつながりや小さな成功体験を積み重ねることができ、社会との関わりを支援する。
登録したユーザーのみが利用できるクローズドな環境を提供。個人情報と紐付けない方式で、入室用のIDとパスワードを発行し、安心して利用できる。経験豊富なオンライン支援員が、不登校支援に特化したNPOグループの指導を受けており、学びの伴走を行う。さらに、文字チャット機能では、事前に登録したNGワードを自動で検知・削除することで、誹謗中傷を未然に防ぐ。支援対象や地域の方針に応じて、柔軟な設計が可能。情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格ISO/IEC 27001:2022(JIS Q 27001:2023)と、ISO/IEC27017:2015(JIS Q 27017:2016 )を取得しており、安心・安全な学びの場を提供する。
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