文部科学省はこのほど、児童生徒や保護者に向けて「ネットいじめ」に関する啓発を含め、いじめの未然防止に関する啓発動画を制作し、公式YouTubeチャンネルで公開した。教育委員会や学校に動画の周知・活用を呼びかけている。
2024年度のいじめの認知件数は約77万件、重大事態の発生件数は1,405件で、ともに過去最多となっている。いわゆる「ネットいじめ」の増加をはじめ、いじめの態様が多様化かつ複雑化するなか、いじめの重大事態1,405件のうち、約4割が重大事態に至るまでにいじめとして認知できていないなど、いじめを認知した時点で既に重大事態に陥っているケースもあり、いじめの未然防止に向けた取組が重要だ。また、国に提供されたいじめの重大事態調査報告書の分析・検討を通じて取りまとめた「いじめの重大化を防ぐための留意事項集」(2025年11月)においても、いじめの重大化につながり得る要素•特徴として「インターネット・SNSにおけるいじめ」が示されたところだ。
こうした状況を踏まえ同省は、今回の啓発動画を制作。児童生徒へ相談窓口を周知する一つの方法として活用するともに、学校いじめ防止基本方針等を入学時・各年度の開始時に児童生徒や保護者等に説明する際に、併せて活用してほしいとしている。
いじめの未然防止に関する啓発動画(YouTube 文部科学省/mextchannel)