教育ネットは、ミラボと共同開発した情報活用能力の可視化・育成を目的としたWEBアプリ「らっこたん」を使用した「2025年度 第2回タイピングスキル検定」の結果を公開。1分間あたりの入力文字数や2024年2月に文部科学省デジタル学習基盤特別委員会から発表されたキーボードによる日本語入力スキルのKPI(中間目標)到達度などの統計結果が明らかになった。
調査は、2025年11月4日~2026年2月27日までに実施し、児童生徒52,001人が参加した。1分間あたりの入力文字数の中央値は令和6年第1回と比較すると全学年で増加し、小学5年生と中学3年生は10文字、小学6年生は14文字の増加した。
また、文科省が設定しているKPIは、小学生 40文字/分、中学生 60文字/分。今回の検定におけるKPI到達度は小学生47%、中学生 61%であった。


小学生の学年別KPI到達度を見ると、小学5年生は73%、小学6年生で84%と高い達成率となった。一方、現行の学習指導要領ではローマ字の指導が3年次に位置付けられていることもあり、低学年では1年生6%、2年生8%、3年生22%と低い水準にとどまっている。しかし、次期学習指導要領では、情報活用能力の育成に向けて、低学年からICT端末に触れる機会を増やすため3年生で行うローマ字学習に先立ち、2年生でローマ字入力を練習する時間を取り入れる案が示されており、今後KPI到達度の上昇も期待される。
中学生ではいずれの学年も約4割の生徒がKPI未到達で、タイピングスキルの底上げが継続的な課題となっている。

