教育ネットとミラボは、共同開発したWebアプリケーション「らっこたん」を使用した「2025年度 第1回タイピングスキル検定」の結果を公開した。
本調査は、今年6月2日~9月30日までに実施し、全国の児童生徒40,800人が参加した。1分間あたりの入力文字数やキーボードによる日本語入力スキルのKPI(中間目標)到達度などの統計結果が明らかになった。文科省が設定しているKPIは、小学生 40文字/分、中学生 60文字/分。

今回の検定におけるKPI到達度は小学生45.0%で、2024年第1回検定と同じ数値だった。一方、中学生は2024年第1回検定よりも9ポイントアップし60%となった。

学年別の到達度を見てみると小学6年生で80%と検定開始以来、初めて8割に達した。

らっこたんを使用したスキル検定は、現在、「2025年度【第2回】タイピングスキル検定・情報活用能力検定mini」を実施中だ。2026年2月27日まで参加自治体を募集している。
本検定は、自治体・学校単位で子供たちのタイピングスキルと情報活用能力の習熟度を可視化することで、より活発な端末活用に必要なスキルの習得を促すことを目的としている。検定を受けたその場で、システム内にて個人ごとの結果はもちろん、クラス別、学年別、学校別、自治体全体の結果を把握することができる。前回の調査結果との比較も確認できるため、スキルの推移を知ることもでき、継続的な指導に役立つ。
▶︎2025年度【第2回】タイピングスキル検定・情報活用能力検定mini