山形県鶴岡市の鶴岡工業高等専門学校(鶴岡高専)は9月16日、都市部の中学生が15歳から親元を離れて地方で学ぶ「国立高専留学」構想を開始すると発表した。従来の「普通高校から大学進学」という選択肢に加え、15歳から寮生活を送りながら5年間の専門教育を受ける新しい進路を提案する。9月27日に全国の中学生向けのオンライン説明会を実施する。
鶴岡高専は1963年創設。これまでに8000人を超える卒業生を輩出し、2025年にはデジタルデザインコースを新設するなど、時代に応じた技術者の育成を続けている。

本取組は、鶴岡市と長年にわたり友好都市交流を続けてきた東京都江戸川区の中学生を主な対象としてスタートする。将来的には東京をはじめ全国の中学生へ広げていく考えだ。
AI時代の到来に伴い、試験の点数だけでなく自ら課題を見つけて解決する力が求められている。高専では早い段階から実験や研究に取り組み、柔軟な発想力を持つ時期に実践的な技術を習得できる。また、親元を離れて全国の仲間と暮らす寮生活や地方での体験も大きな学びとなる。卒業後は就職だけでなく大学3年次への編入学や専攻科進学も可能だ。
同高専は9月27日11時30分から、無料のオンライン説明会を開催する。対象は中学生や保護者、教育関係者で、江戸川区以外の地域からの参加も歓迎している。説明会には慶応義塾大学名誉教授の冨田勝氏や、鶴岡高専の教員である伊藤卓朗准教授、上條利夫教授・副校長らが登壇する予定だ。
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