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教育ICT

タブレット端末等活用して授業改善<竹原市立中通小学校教諭・清水大助氏>

2018年10月1日
第51回教育委員会対象セミナー・福山

8月22日、広島県福山市内で第51回教育委員会対象セミナーを開催。夏休み後半ということもあり、西日本豪雨の影響で交通網が一部麻痺しているにもかかわらず小学校教員を中心に約100名の参加者があった。

「自分の考えを表現できる」児童が8割以上に

竹原市立中通小学校教諭・清水大助氏

竹原市立中通小学校教諭・清水大助氏

竹原市立中通小学校は平成21年度から電子黒板の活用・研究をスタートして10年目、タブレット端末活用に関しては6年目。現在は全学級に電子黒板と実物投影機を整備。無線LANは4台、タブレット端末は29台整備済だ。清水教諭は同校のICT活用と授業改善の取組を報告した。

電子黒板で焦点化

10年前から整備しているため一斉授業での活用が浸透してから、タブレット端末活用に進むことができた。若手教員が多く、教材共有をしてそれにアレンジを加えて活用している。それを見て年配教員も活用している。

社会の授業では大仙陵古墳の大きさを児童に実感を持って感じさせるため、授業冒頭で学校近辺の地図と重ねて提示。児童はその巨大さと、これを手作業で作り上げたことに驚き、学習意欲を高めていた。次に巨大古墳の分布図を提示。一番多いのが奈良県の25基、2番は大阪府の20基、3番は岡山県の5基。この資料から何がわかるのかを2人1台でタブレット端末で考えて、その内容を電子黒板に提示。近畿地方が当時の日本の中心であり、大和朝廷のあった場所であることを伝えた。

授業の導入がうまくいくと児童は積極的に考え討論しようとする。そこで導入時に学習課題を視覚的に電子黒板に提示して興味関心を高める、展開時に資料を提示するなどで活用している。

渡来人により日本に伝わったものが何かについて学ぶ際には、電子黒板に、土器、機織り機、鉄、筆、漢字、紙、仏教などの写真をマスキングしたまま提示。クイズ感覚で考えた。これは、パワーポイントのアニメーション効果で簡単に作成できる。

黒船の大きさについては、当時日本一大きかったとされる千石船を提示して現在の自動車の何倍にあたるかを提示。黒船が千石船の2倍以上であったことから、当時の人の驚きを想像しやすくした。

実物投影機を使えば、顕微鏡と接続して顕微鏡で見える画像の共有もできる。

タブレット端末で児童の活動を活性化

タブレット端末では各教科でカメラ撮影や情報収集、まとめ、学習アプリなどで活用。

国語科では音読を録音し、振り返りやブラッシュアップに活用。理科では通常、一度しかできない実験も撮影することで観察を繰り返すことができる。音楽では合奏や合唱などを撮影してイヤホンを使って各自が聞き返しながらブラッシュアップした。

タブレット端末等を授業の冒頭で学習アプリなどを活用して集中的に自学することで、本時の学習にスムーズに入るというルーチン化も進んでいる。自分の考えを表現しやすく、工夫を重ねてよりよく表現しようという意欲も生まれる。児童を対象にしたアンケート結果では「自分の考えを表現できる」児童が8割以上になるなど、学年が上がるほどICT活用を得意と感じる児童が増えていた。

教員にとっても授業準備の強力なツールとなるが、万が一、機器トラブルが起こっても授業を止めないように手立てを準備しておいたほうが良い。

プログラミング教育も

プログラミング教育は平成28年度の3学期に「6年生が制作したゲームを1年生に紹介する」ことに挑戦。竹原市の町並み保存地区で開催される祭り「たけはら憧憬の路」にも参加。LEDの点滅による文字の提示方法を考え、各班で分担してLEDをプログラミングした。今年で2年目の取組で、児童は大変意欲的に取り組んでいる。評価については4段階の自己評価としている。

【講師】竹原市立中通小学校教諭・清水大助氏

 

【第51回教育委員会対象セミナー・福山:2018年8月22日

教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2018年10月1日号掲載

  1. 竹原市立中通小学校教諭・清水大助氏
  2. 武田中学校武田高等学校教頭・松本達雄氏
  3. 湖南市教育委員会指導主事 長谷川洋介氏
  4. 東北大学大学院教授 堀田龍也氏
  5. 福山市立日吉台小学校・小林裕子氏

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最新号見本2019年01月08日更新
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